2001 Fiscal Year Annual Research Report
デジタルミュージアムのためのメタデータベースのモデリングと試行研究
Project/Area Number |
12878063
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
八重樫 純樹 静岡大学, 情報学部, 教授 (30006358)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高松 良幸 静岡大学, 情報学部, 助教授 (40310669)
白井 靖人 静岡大学, 情報学部, 助教授 (40216172)
|
Keywords | ディジタルミュージアム / 博物館 / メタデータ / モデリング / マークアップ言語 / 標準化 / GIS / インターネット |
Research Abstract |
本年度は3年計画の2年目であり、モデルの試行システムの設計と実験を行った。また、世界の情報化の方向はダブリンコアをはじめとしたメタデータの標準化が明らかになってきており、また情報流通のためのマークアップ言語の応用と標準化が極めて急速に動いている。これらの調査研究を綿密に行い、これらに整合しなければ本研究の意味はない。このため、昨年度に引き続き調査研究にも力点をおいた。以下のように研究を奬めた。 (1)メタデータとマークアップ言語について。 世界動向について調査・分析し、実験を試みた(八重樫、白井)。 (2)博物館データベースの調査とメタデータベースの試行システムの整備 八重樫は国内外の公開博物館データベースの調査分析を行い、メタデータベースの設計と実験を試みた。白井は実験システムにおけるGIS系の研究実験システムの開発・実験を行った。高松は美術館を中心に、情報利用状況と実体を調査した。 (3)研究の方向性について。 今年度、本研究の方向性は明かとなったので、来年度は上記(1)、(2)について継続して研究を進めて評価してまとめる。本課題は、今後のインターネット社会におけるグローバル、大規模情報資源の管理と利用方式にとって、必須のテーマとなってくることは明かであり、さらに研究を深化させる必要があるものと確信した。研究進化とともに、世界の動向が大きく動いており、新たな課題が多く出てきた。これら新たな課題についても本研究でまとめたい。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 大脇匠, 白井靖人: "3次元地形表示における文字情報の付加"情報処理学会研究報告. 2001-CG-105. 1-4 (2001)
-
[Publications] 岡本亜紗美, 白井靖人: "4分木による3次元地形データ表現その段階的表示"情報処理学会研究報告. 2001-CG-105. 17-20 (2001)
-
[Publications] 浅野貴裕, 白井靖人: "地形データへの情報付加に適したデータ格納法"平成13年度電気関係学会東海支部連合大会講演論文集. 285 (2001)
-
[Publications] 八重樫 純樹: "時-空間情報をベースとした分野横断的アーカイブズ論への考察"アート・アーカイブズドキュメンテーション(慶応大学アートセンター). 7号. 34-53 (2001)