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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ファージを用いた水系中の微量物質の回収と除去

Research Project

Project/Area Number 12878100
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

吉村 徹  京都大学, 化学研究所, 助教授 (70182821)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 栗原 達夫  京都大学, 化学研究所, 助手 (70243087)
KeywordsD-アミノ酸 / アラニンラセマーゼ / 浸透圧調整 / D-アミノ酸オキシダーゼ
Research Abstract

家庭用品からハイテク機器まで広く用いられているレアメタルのリサイクル技術の確立は、枯渇性の高い資源の延命のみならず、廃棄物の埋め立てに伴う漏出金属による環境汚染の阻止という観点からも、極めて重要な課題となっている。本研究では、ファージのコートタンパク質上に、現在捕集が難しいレアメタルなどをターゲットとするペプチドと、凝集性を高めるため疎水性残基を導入したペプチドを複合的に発現させることにより、ターゲットを結合したファージを容易に沈殿させ、水系から回収・除去する方法を確立することを目的としている。本年度は、本法に有効と考えられる効率的なファージシステムの検索を行った。従来のファージディスプレー法では、ファージコートタンパク質のN-末端付近に自由度の高い状態でランダムペプチドを呈示し、標的物質に対し親和性を示すものを検索する。我々はf1ファージのpIIIにペプチドを呈示する従来型のペプチドライブラリーと、ヒト膵臓トリプシンインヒビターの表面部分に両端を固定し自由度を減少させた状態で呈示した特殊なペプチドライブラリーを用いて、銀板を標的とするパニングを行った。その結果、後者のシステムを用いた場合の方がより特異性の高いファージが集積されることが認められた。また本年は、バックグラウンドとなる非特異的な吸着を阻止するため、ターゲットに対する親和性が減少した変異型pVIIIをもつヘルパーファージの構築を試みた。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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