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2000 Fiscal Year Annual Research Report

TATペプチドを用いたタンパク質の神経細胞への導入法の確立と応用

Research Project

Project/Area Number 12878153
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

村田 宮彦  京都大学, 医学研究科, 助手 (50222435)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 難波 恒久  京都大学, 医学研究科, 助手 (30283609)
KeywordsTAT-fusion protein / green fluorescent protein / growth associate protein-43
Research Abstract

本研究の要点は、機能性タンパクを遺伝子を介さずに直接細胞に取り込ませ機能せしめることである。これを実現するものがDowdyらのグループによって報告された、目的タンパクヘTATペプチドを付加した融合タンパクである。
神経細胞軸索の伸長を促進する機能をもつタンパクを損傷し軸索の切断された神経細胞に取り込ませ、軸索が再生し伸長するのを促進させる、ことが最終的な目標であるが、まずその前段階として神経細胞へのTAT融合タンパクの取り込みをTAT融合GFP(green fluorescent protein)で確認した。TAT融台GFPは大腸菌を用いた発現系で大量に作製し、精製を行った。種々の条件を試す中で、回収効率の良い発現系、精製条件を決定した。精製されたTAT融合GFPは濃度依存的に培養神経細胞に取り込まれることが確認できた。
神経突起伸長に関与するタンパクとしてGAP-43(growth associate protein-43)をTATペプチドと融合させ、その融合タンパクを大腸菌を用いた発現系で大量に作製し、精製を行った。TAT融合GFPの場合で用いた条件を元に、回収効率の良い発現系、精製条件を決定した。
精製されたTAT融合GAP-43はやはり濃度依存的に培養神経細胞に取り込まれることが確認できた。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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