2000 Fiscal Year Annual Research Report
歯胚発生研究のための培養技術の向上を目的としたワークショップ開催
Project/Area Number |
12897016
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
栗栖 浩二郎 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (50028346)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 尚樹 岩手医科大学, 歯学部, 助手 (20190100)
原田 英光 九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (70271210)
大島 勇人 新潟大学, 歯学部, 助教授 (70251824)
大西 智之 大阪大学, 歯学部・附属病院, 助手 (30303978)
田畑 純 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (20243248)
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Keywords | エナメル芽細胞 / 象牙芽細胞 / 歯冠形成 / 歯根形成 / 分化マーカー |
Research Abstract |
(1)オンラインでの情報交換:エナメル芽細胞(原田)、象牙芽細胞(大西)、歯胚の器官培養(田畑)、マーカー探索(大島)、歯根/セメント芽細胞の培養(藤原)、総括(栗栖)という分担で、歯胚の培養技術と関連技術について調査を行った。そして、調査結果を随時、オンラインで相互に発信し、相互討論をした。オンラインでの討論には、田畑が調査会議のために5月に作成したメーリングリストtoothを利用した。これは、電子メールの同時配信システムであり、各人が随時参加できること、討論の内容がログとして残る点で、大変便利な手段であった。総メール数は、2000年5月から2001年1月27日までで233通にも及んだ。 (2)調査会議:平成12年11月25日、大阪サンパレスにて全員が一同に集まって調査会議を行った。上述の分担に沿って、5つのセッションに分け、さらにそれを3-5の話題ずつに分けて、終日の討論を行った。また、実践的なレベルでの討論を行うため、会議の前日に大阪大学・歯学部・口腔解剖学第1講座の培養室にて順に培養技術のデモンストレーションを行い、これを録画したものを会議で用い、相互に討論を行った。 (3)ワークショップの予定:来年度の秋に行うことを協議し、内容の検討と人選を行った。タイトルを「歯の培養法と関連技術のワークショップ(仮題)」として、第43回歯科基礎医学会学術集会のサテライト・セッションとしての開催を申請中である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Lui et al.: "Parathyroid hormone-related peptide is involved in protection against invasion of tooth germs by bone via promoting the differentiation of osteoclastas during tooth development"Mechanism of Development. 95. 189-200 (2000)
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[Publications] 田畑 ほか: "歯の形態形成遺伝子とその異常"現代医療. 32. 1983-1991 (2000)
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[Publications] Onishi et al.: "Calbindin D28k-like immunoreactivity during the formation of the enamel-free area in the rat molar teeth"The Anatomical Record. 258. 384-390 (2000)
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[Publications] 田畑 ほか: "歯の発生に関与する遺伝子とその役割"日本咀嚼学会誌. 9. 43-49 (2000)
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[Publications] 田畑 ほか: "エナメル芽細胞の初代培養法と分化マーカーの探索"エナメル貿比較発生学懇話会記録. 6. 23-32 (2000)