2012 Fiscal Year Annual Research Report
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12F02305
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Research Institution | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
Principal Investigator |
WHITMAN John 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語対照研究系, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PHAN John 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語対照研究系, 外国人特別研究員
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Keywords | ベトナム語 / 東南アジア諸語 / ムオン語派 / 漢語 / 声調 / 漢喃 / 〓喃 / 漢字文化圏 |
Research Abstract |
2012年12月に来日して国立国語研究所に着任した。その後、研究所の共同研究会などに参加するとともに、日本のベトナム語〇東南アジア諸語の研究者と積極的に交流し、研究所外の学会・研究会に参加している。 2013年3月にはベトナムへ行きムオン語派とベトナムの古代表記法の現地調査を行った。ムオン語派の調査ではムオン語派における漢語を調査したほかに、同語派の2つの言語、タング語(Thang)とトラム語(Tram)の声調データを母語話者から収集した。3月末に帰国後、収集した音声データを国立国語研究所で分析した。その分析の結果を2013年5月にタイ・チュラロンコン大学にて第23回東南アジア言語学会で発表する予定である。ムオン語派の調査の他に、ベトナムにいる間にはハノイにある漢喃(Han-Nom)研究所で調査を行った。同研究所の研究員と一緒にベトナムの古代表記法である「〓喃」(チュノム)について共同研究を行い、重要な喃資料である「幻學漢字新書」や「佛説大報父母恩重經」の一部分を収集した。漢喃研究所に滞在中、日本の訓点学会の研究者3人を研究所へ案内し、日本の訓点資料と同じ漢字文化圏の文字体系に属する〓喃資料を紹介した。 ベトナム現地調査の他に、〓喃の歴史に関する研究論文を完成し投降した。その1件は査読の結果で採択され米国のJournal of vaetnamese studiesで本年度中出版される予定である。もう1件はオランダのブリル(Brill)出版に論文集の1章として投稿した。現在査読中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りベトナムでの現地調査を行ったほかに、口頭研究発表を1つ、論文2件投稿したので、順調に研究が進展していると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
交付申請書に記載した予定通り、ベトナムへの現地調査を行い、音声データを収集し〓喃資料の調査を行った。研究論文を2つ投稿し現地調査の成果を国際学会で発表することになっている。
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Research Products
(1 results)