2012 Fiscal Year Annual Research Report
空間分離指標における空間単位と隣接関数の影響に関する統計的分析
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12F02309
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
貞広 幸雄 東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HONG Seong-Yun 東京大学, 空間情報科学研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | 空間分離指標 / 空間集計 / 隣接関数 |
Research Abstract |
本年度はまず,既存の指標群に関する詳細なレビューを実施した.Duncanらの分離指標以来,既に50年以上が経過しており,その間に提案された空間的混合度指標は膨大な数に上る.それらを性質や利用データに応じて体系的に分類し,それぞれの特性を明らかにした. 次に,分析に必要な空間データの整備を行った.国土数値情報,国勢調査など,基本的な空間データは近年,公的機園によって網羅的に提供されつつある.しかしこれらのデータは,集計のための空間単位や日時,投影系,空間参照系などがそれぞれ異なり,すぐに同一のシステム上で利用することができない.そこでまずは,これらのデータを同一時空間上で扱えるよう,空間的変換作業を行った.空間単位の変換には面積按分による面補間,日時の変換にはスプライン補間を用いた.投影系と空間参照系については,既存のソフトウェアを利用している. 年度最後には,整備したデータを利用し,全国市区町村の社会経済的特性を,最終学歴,職業,年収,世帯構成等を用いて,複数のグループに分類した.次年度の分析に利用しやすいよう,2-5程度の少数グループへの分類している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ,申請時の計画通りに研究が進行している.
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Strategy for Future Research Activity |
申請時の計画通りに研究が進行しており,来年度以降も特に計画に変更はない.
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