2013 Fiscal Year Annual Research Report
極めて高い時間分解能と振幅分解能を有する撮像デバイスに関する研究
Project/Area Number |
12F02365
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
川人 祥二 静岡大学, 電子工学研究所, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SEO Min-woong 静岡大学, 電子工学研究所, 外国人研究者
|
Keywords | 時間分解能 / 振幅分解能 / CMOSイメージセンサ / マルチタップ光電荷変調素子 |
Research Abstract |
本研究は極めて高い時間分解能と振幅分解能を有する撮像デバイスに関するものである。この研究の応用は医療、予防医学の分野に多大なインパクトを与える画期的な成果となる可能性がある。平成25年度には高時間分解能と振幅分解能を有する蛍光寿命と蛍光相関イメージングを実現するために開発した撮像デバイスの評価を行った。まず、試作素子を蛍光寿命と蛍光相関イメージングに応用するためには、マルチタップのすべての蓄積部に対して、光電変換部から1電子転送を可能とする電位障壁のない高速電荷転送が可能か、また、電荷蓄積部から読み出し部への完全転送により、極低雑音(~1電子)の信号読み出しが可能であるかが実現の鍵を握る。これを確認するため、1サンプリングあたり、光電子の検出確率が1/100程度の極微弱光に対して、繰り返しサンプリングと電荷蓄積の動作を行い、線形性とノイズ性能の評価を行った。 基本性能の確認後、試作されたマルチタップ光電荷変調素子を用いて, 蛍光基質を組み込んだ蛍光ビーズ及び、糖鎖に対する蛍光寿命や、蛍光相関分光を試みる。最終的にはナノ秒オーダの時間計測機能と分子のブラウン運動によるランダムながら有意な動きを計測することで、実験的に確認している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度の計画通りにデバイスの開発や評価が進展している。
|
Strategy for Future Research Activity |
糖鎖に対する蛍光寿命や、蛍光相関分光を試みる。最終的にはナノ秒オーダの時間計測機能と分子のブラウン運動によるランダムながら有意な動きを計測することで、実験的に確認をする。
|
Research Products
(20 results)
-
-
-
-
-
-
[Presentation] 10x10-pixel 606kSIs multi-point fluorescence correlation spectroscopy CMOS image sensor2014
Author(s)
K. Kagawa, T. Takasawa, B. Zh ang, M. W. Seo, K. Imai, J. Yam amoto, M. Kinjo, S. Terakawa, K. Yasutomi, S. Kawahito
Organizer
Photonics West 2014
Place of Presentation
San Francisco, USA
Year and Date
20140203-06
-
-
-
-
[Presentation] A CMOS Image Sensor with High-speed Pixel-parallel Pipelined Readout Channels for Multi-point Fluorescence Correlation Spectroscopy2013
Author(s)
K. Kagawa, T. Takasawa, Z. Bo, M. W. Seo, K. Imai, J. Yamamoto, M. Kinjo, S. Terakawa, K. Yasutomi, S. Kawahito
Organizer
013 International Conference on Solid State Devices and Materials (SSDM)
Place of Presentation
Fukuoka, Japan
Year and Date
20130924-27
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-