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2013 Fiscal Year Annual Research Report

乳がん悪性化に関わるユビキチンリガーゼCHIPを利用した革新的乳がん治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 12J00947
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

土屋 舞  筑波大学, 大学院生命環境科学研究科, 特別研究員(DC1)

Keywordsスクリーニング / 化合物 / in vitro試験
Research Abstract

本研究は、乳がんの悪性化を抑制するユビキチンリガーゼCHIPの乳がん組織内での発現を制御することを目的として、化合物の探索と機能解析を行う。エストロゲン受容体(ER)によって、CHIP遺伝子の発現が促進される可能性がすでに示されているが、エストロゲンにはER応答配列(ERE)を介して腫瘍形成を促進する作用があることから、EREを活性化せず、CHIP遺伝子の発現を亢進することのできる新規化合物を探索した。初年度中に、スクリーニングを行う上での実験系の立ち上げ、条件の最適化を行ったため、本年度は、化合物ライブラリーのスクリーニングと、得られた候補化合物のin vitro試験での効果検討に向けた条件件検討を行い、各実験系による候補化合物の評価をスタートさせた。
1、in silico解析によって核内受容体に結合すると予測される化合物ライブラリーと、構築されたスクリーニング系を用いて、EREの活性化をせず、CHIP遺伝子の転写活性を促進する化合物の探索を行った。
2、ヒットした候補化合物に関して、定量的PCRやウェスタンブロッティング法によって、内在性のCHIPの発現を亢進できることを確認した。
3、乳がん細胞を用いて、in vitro試験による転移能や腫瘍形成能の評価を行うにあたり、各実験系の最適条件について検討を行った。
4、得られた実験条件において、コロニーフォーメーションアッセイや郵送能や浸潤能の評価実験を行うことにより、候補化合物のがんの悪性度への効果についての検討を開始した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の予定である化合物スクリーニングを終了し、次年度予定している候補化合物の効果の検討に向けた、in vitro試験による腫瘍形成能や転移能の実験条件の検討を行い、得られた条件での検討を開始した。

Strategy for Future Research Activity

予定通り、現在進行中のin vitro試験による腫瘍形成能および転移能に対する候補化合物の効果についての検討を終了させる。さらに、マウスを用いた実験によって実際に個体中で化合物が効果を示すかについての検討を行う。また、候補化合物によってCHIPの転写を活性化する因子の同定を試みる。

URL: 

Published: 2015-06-25  

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