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2014 Fiscal Year Annual Research Report

多孔性物質を用いた光駆動型一酸化窒素リリースシステムの構築

Research Project

Project/Area Number 12J01634
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

金 致源  京都大学, 物質-細胞統合システム拠点, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords一酸化窒素 / 多孔性錯体高分子 / 細胞
Outline of Annual Research Achievements

今研究では一酸化窒素を放出するPCPであるNOF (Nitric oxide releasing framework)を用いて細胞への一酸化窒素刺激を試みた。まず、表面をPEI (polyethyleneimine)で修飾したNOFと表面修飾していないNOFを分散した細胞培養液でT24細胞を24時間培養後、二つのサンプルの違いを確認した。TEM (透過電子顕微鏡)で細胞の表面と断面を確認した結果、その二つのサンプルの違いが現れた。PEI-NOFと培養した細胞は細胞の表面と細胞接着タンパク質だと思われる紐のようなものがNOF結晶とつながっていて、細胞がNOFを取り込む様子が観察された。しかし、表面修飾していないNOFからはそれが観察できず、PEI-NOFが細胞に取り込みやすいと思われる。PEI-NOFと培養した細胞の断面をTEM見ると、endosomeの中からNOFの結晶が観察され、細胞に取り込まれていることを確認した。さらに共焦点レーザー顕微鏡のZ軸scanでPEI-NOF結晶が細胞に中に入っているのを確認した。このように細胞内にPEI-NOFが存在することを確認して、細胞刺激実験を行った。
PEI-NOFを入れて培養した細胞に光を当てて細胞内からの一酸化窒素放出を確認するため、細胞内一酸化窒素検出色素であるDAF-FMを利用した。
細胞をPEI-NOFとともに24時間培養後、PBSで洗って細胞外にあるPEI-NOFを除去する。その後、共焦点レーザー顕微鏡を使って一つの細胞にUV (405 nm)を当てるとその細胞のみが蛍光見せて一酸化窒素を吸収したことをします。これで光で一酸化窒素を放出するPCP (NOF)を合成し、細胞内に導入し、細胞内から一酸化窒素を出す実験に成功した。

Research Progress Status

26年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

26年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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