2014 Fiscal Year Annual Research Report
低リスク地域在住高齢者におけるウォーキングの転倒予防効果の検討
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12J01824
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大久保 善郎 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ウォーキング / 高齢者 / 転倒 / リスク / 運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 縦断研究:ウォーキングが転倒発生に与える影響~転倒リスク別の検討~ 茨城県、千葉県、福島県の自治体が主催する高齢者の体力測定会におけるデータ収集を2008年から毎年継続してきたが、最終年度に、転倒リスクによる層別化分析に必要な535名分の縦断データを収集することができた。
2. 介入研究:低リスク地域在住高齢者におけるウォーキングの転倒予防効果 筑波大学近隣に在住する地域在住高齢者を対象に3年目の運動教室を開催した。参加者は65~79歳の地域在住高齢者で、転倒リスク因子が0~1つまでの者としました。対象者はウォーキング群とバランス群に分かれて、3ヵ月間、週1回、1回90分の運動教室に参加した。ウォーキング群には自宅でのウォーキングを1回30分、週5日実践することを推奨し、バランス群には自宅でのバランス運動を週5回実践することを推奨した。教室前後の測定により、筋力、バランス能力、歩行能力、認知機能、活動量、転倒発生状況およびつまずき頻度を調査した。この結果は国内の学会で発表後、平成26年9月に投稿論文として国際誌に受理された。平成26年7月に最後の追跡調査を終えて、仮分析結果により執筆した結果を、7月にカナダの国際学会で発表した。発表終了後すぐに投稿論文を完成させて、平成26年10月に国際誌に受理された。
当該研究は、我が国において最も普及割合が高いウォーキングが転倒に与える効果と弊害および注意点を明らかにした点で、社会的意義が高いものと考えらる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)