2014 Fiscal Year Annual Research Report
非対面のボランティア的行為の実証的研究:『想像力』による社会連帯の可能性
Project/Area Number |
12J06341
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
吉武 由彩 九州大学, 人間環境学府, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 非対面のボランティア的行為 / 想像力 / 社会連帯 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「非対面のボランティア的行為の構造を把握し、それが社会連帯の形成にどのように寄与するのかを実証的に探る。その際に、提供者と受け手の『想像力』を媒介とした関係に着目する。」ことである。 この目的を達成するために、当該年度は、(1)献血者への聞き取り調査、(2)研究資料の収集、(3)研究成果の発表、(4)博士論文の執筆などを中心に研究活動を行った。 (1)本年度も、非対面のボランティア的行為者への聞き取り調査として、福岡市の献血ルームにおいて、献血回数が多い、多回数献血者に対し聞き取り調査を行った。調査では同一の対象者に繰り返し聞き取りを行っている。(2)研究資料の収集については、2014年10月に、まず福岡県の血液センターのスタッフに対し、献血の広報戦略について聞き取りを行った。聞き取りでは、全国および福岡県独自の献血推進の取り組みについて分けて尋ねた。加えて、同じく2014年10月に、東京の日本赤十字社本社を訪問し血液事業本部の方に、献血推進の広報戦略について資料をいただき、ご教示いただいた。加えて東京訪問時には、日本赤十字社本社の「情報プラザ」において、資料収集を行った。(3)昨年度までの献血者への聞き取り調査の結果について、論文1本を投稿した。また、献血の規定要因の分析をJGSS2002のデータを使用して行い、その結果を2014年7月の学会大会にて報告を行った。献血者への聞き取り調査の結果については、2014年12月の大会において報告を行い、数々のコメントをいただいた。(4)本年度は、特別研究員としての任期の最終年度であるため、これまでの調査の結果を博士論文としてまとめることに特に時間をかけて取り組んだ。博士論文については、近いうちに提出を予定している。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)