2013 Fiscal Year Annual Research Report
光架橋性仮留めネットワークを経由する共有結合型アクアマテリアルの開拓
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12J08808
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
内田 紀之 東京大学, 大学院工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | ポリグアニジン / デンドリマー / 分子糊 / 光反応 |
Research Abstract |
本研究は非共有結合ネットワークによって形成されるハイドロゲル(仮留め型アクアマテリアル)に光を照射して。ネットワークを共有結合型(本留め型アクアマテリアル)に変換し、構成成分が水でありながら「強靱でプラスチックの代替として利用できる究極の環境低負荷アクアマテリアル」を開拓することを目的としている。そのコンセプトを実現するにあたっては高分子ネットワークを仮留めおよび本留めするための特殊な接着インターフェイスが必要であり、前年度の研究においてその接着インターフェイスの開発に成功した。本年度はその前年度の成果を基盤として研究の展開を行った。その過程において接着インターフェイスとチューブリンという集合性タンパク質を混合することで、ベシクル状構造体が作成できることを偶然見出した。その発見を深めていった結果、そのチューブリンベシクルが生体シグナルの一つであるGTPに応答するドラックデリバリーシステム(DDS)のキャリーとして利用できることを見出し、この結果を現在論文にまとめている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予想していなかった現象を発見でき、その現象を突き詰めた結果論文にまとめられる結果を得たため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在作成している論文をまとめる。その後、当初の計画通り光架橋性仮留めネットワークを経由する共有結合型アクアマテリアルの開拓を行う。
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Research Products
(3 results)