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2001 Fiscal Year Annual Research Report

トランスジェニックマウスを用いたHIV特異的キラーT細胞の認識と機能の解析

Research Project

Project/Area Number 13015202
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

山崎 晶  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (40312946)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 隆  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50205655)
KeywordsHIV / CTL / IL-2 / TCR / トランスジェニックマウス / レパトア / モノクローナル抗体
Research Abstract

HIV初期感染防御にCTLが重要な役割を果たしていることが報告されているが、その詳細な機構は明らかではない。そこで、HIVに対するCTL活性化機構をin vivoで解明するため、HIV env gp160P18IIIB特異的CTLクローンRT-1由来TCRのTgマウスを作製し、抗原認識機構、CTL分化機構の解析を進めている。これまでにこのTgマウスを用いて、1)クロノタイプ特異的抗体の作成、2)TCRα鎖優位な抗原認識機構の解明、3)IL-2によるTCRシグナル非依存性CTL分化機構の発見、4)CD8+T細胞をHIV-Tgマウスに移入することによるin vivoでの抗原認識、を報告してきた。
1)TCRα鎖優位な抗原認識機構の解明
・non Tgマウス由来naive CD8+細胞よりVα42H11を有するTCRα鎖をランダムにクローニングし、予めRT-1β鎖を発現させたTG40に各々導入してその抗原応答を調べたところ、応答するクローンは見出されなかった。
・抗原刺激を加えたRT-1α鎖Tgマウスより得られたβ鎖を再構成させたTG40において応答が確認されたクローンに関してTCRと抗原とのaffinityを調べたところ、ほとんどがRT-1そのものと同等なaffinityで応答を示すことが判明した。
→α鎖に強く依存するRT-1 TCRの抗原認識機構が確証された。
2)IL-2によるTCRシグナル非依存性CTL分化機構の解析
・RT-1αβT細胞を用いて様々な細胞周期ブロッカー存在下で刺激し、CTL活性を調べた。その結果、MimosineのみがCTL活性を完全に阻害できることが判明した。
→他の薬剤同様IL-2R誘導は阻害せず、cell cycleは阻害するが、CTL活性のみを完全に抑制することから、IL-2からCTL分化誘導へ至るシグナル伝達経路を解析する優れたツールとなり得ると考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Yokosuka, T.: "Predominant role of TCRα chain in forming pre-immune TCR repertoire revealed by clonal TCR reconstitution system"J. Exp. Med.. (In Press).

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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