2001 Fiscal Year Annual Research Report
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13018211
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
高島 淳 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (40202147)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星 泉 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助手 (80292994)
峰岸 真琴 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (20190712)
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Keywords | 多言語処理 / タイ語 / チベット語 / クメール語 / ベンガル文字 / オリヤー文字 / テルグ文字 / TEX |
Research Abstract |
1.平成11〜12年度に開発したシステムに基づき、ベンガル文字・オリヤー文字・テルグ文字の処理系を追加して、インドの主要公用語に用いられる10種の書記体系のうちの8種までを統合して処理して文字出力できるようにシステムを拡張した。 2.タイにおいて現代出版資料を収集し、それに基づいて、タイ文字のフォントのプロトタイプをMetafontによって開発した。 3.チベット文字のフォントのプロトタイプをMetafontによって開発した。チベットにおける現代出版資料の収集に基づいて、今後完全な形に修正する予定である。 4.パーリ語からの借用語を含むクメール語文字システムでの音節型の分析を行うために、『トリピタカ』(南伝大蔵経)のパーリ語版およびカンボジア語版の対訳の第1巻(約400ページ)の入力を行った。 5.チベット文字によるサンスクリット表記、及び古代チベット文字文献におけるチベット文字表記の実態調査のために、辞書、古写本、及び金石碑文等のテキスト入力を行い、そのデータに関して、通常のチベット文字の範囲を逸脱する結合文字表記のリストを作成した。 6.チベット文字金石碑文に関しては、現地において調査を行った。 7.チベット文字のソートプログラムのプロトタイプを開発した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 高島 淳: "古典学のための多言語文書処理システムの開発"『第I期公募研究論文集』文部科学省科学研究費補助金特定領域研究(A)118「古典学の再構築」(平成10年度〜平成14年度). 174-184 (2001)
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[Publications] Minegishi, Makoto: "Southeast Asian Languages -A Case for the Caseless?"Working Papers : International Symposium on Non-Nominative Subjects. 452-464 (2001)
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[Publications] 峰岸 真琴: "言語記述の科学性を巡って-メタ理論的考察"ELPR 2002(特定領域研究『環太平洋の「消滅に瀕した言語」にかんする緊急調査研究』実績報告書. (印刷中). (2002)
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[Publications] 峰岸 真琴: "類型分類の再検討-孤立語の視点から"アジア・アフリカ言語文化研究. 63号(印刷中). (2002)
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[Publications] Minegishi, Makoto: "Morphological typology from Southeast Asian viewpoint"Papers from XIth SEALS Conference, Arizona State Univ.. (in press). (2002)
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[Publications] 星 泉: "現代チベット語の名詞化接辞を持つ述語の意味-名詞述語から動詞述語への拡張と展開-"東京大学言語学論集. 20号. 261-274 (2001)
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[Publications] Izumi Hoshi, co-author with Yoshiro Imaeda et al.: "Choix de Documents Tibetains conserves a la Bibliotheque Nationale, Tome IV Corpus Syllabique"東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. 1143 (2001)