2002 Fiscal Year Annual Research Report
「東アジア出版文化の研究」調整班(G)出版情報・書目
Project/Area Number |
13021209
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
栗林 均 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (30153381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶浦 晋 京都大学, 人文科学研究所, 助手 (80293950)
石田 義光 東北学院大学, 文学部, 教授 (10285653)
磯部 彰 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (90143841)
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Keywords | 東アジア / 出版文化 / 出版情報 / 書目 / モンゴル |
Research Abstract |
調整班の主たる役割は、調整班内部のメンバーの連絡・調整と調整班相互の連絡・調整を行うことである。本年度に行われた全体会議と平行して開催された調整班会議において、班内部および班相互の間の連絡・調整が行われた。 本年度の(G)班の活動として特筆すべきは、昨年度に引き続き、平成14年11月15日に大谷大学文学部において(D)班と共催で「モンゴルの出版文化」と題する国際シンポジウムを開催したことである。これには、ウルジー・中国中央民族大学教授、V.L.ウスペンスキー・ロシア科学アカデミー東洋学研究所サンクトペテルブルク支部研究員、N.V.ツェレンピロフ・ロシア科学アカデミー・シベリア支部ブリヤート・モンゴル学、チベット学、仏教学研究所研究員ら外国からの参加者を含めて8件の報告とそれに基づく討議が行われた。シンポジウムは1.東アジアにおけるモンゴルの出版文化、2.言語文献学から見たモンゴルの出版文化、3.近代モンゴルにおける出版、という3部構成で、討論を含めて午後1時から6時まで行われた。これには50名以上の参加者があり、「東アジア出版文化」における「モンゴルの出版文化」の位置づけ、その特徴、および個別の問題が討議され、活発な情報と意見交換の場を提供した。 プログラムおよび予稿集としてB5判76頁の冊子を製作し、配布した。
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[Publications] 栗林 均: "『元朝秘史』と『華夷訳語』における与位格接尾辞の書き分け規則について"言語研究. 第121号. 1-18 (2002)
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[Publications] 栗林 均: "『元朝秘史』におけるモンゴル語と漢語の人称代名詞の対応"東北アジア研究. 第7号(印刷中). (2003)
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[Publications] 栗林 均: "『華夷訳語』(甲種本)モンゴル語全単語・語尾索引"東北大学東北アジア研究センター. 200 (2003)