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2001 Fiscal Year Annual Research Report

セレンの異常分散を利用する実験室系X線構造解析システムの開発

Research Project

Project/Area Number 13033001
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

渡邉 信久  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70212321)

Keywordsマイクロピペット / 結晶吸引 / SAD法 / 異常分散
Research Abstract

本課題はセレンの異常分散を実験室系の装置で測定し,SAD法による位相決定に利用することを目指している.本年度は2年計画の1年目として,研究実施計画に基づき以下の研究を実施した.
・マイクロピペット技術による結晶吸引保持装置の開発
回折強度測定時のキャピラリーやループによるバックグランドノイズを無くすため,細胞工学で使用されているマイクロピペット技術を利用してタンパク質結晶を吸引保持する装置を作成することを試みた.
当初,ピペット研磨器で先端を平面に加工したピペットを作製したが,歩留まりが悪く,後半はマイクロフォージを使用して先端加工することを試みた.現在のところ,まだ先端形状を安定に再現性良く作製する手法の確立が出来ていない.また,現在は吸引保持をシリンジによっているため,保持時間を延長する工夫が必要である.
来年度は,結晶吸着に適したピペット先端形成法を確立した上で,結晶周囲の湿度を保ち,長期吸着保持を可能にするとともに,Mo線源を用いてセレンの異常分散の寄与を測定し,位相決定を可能にすることを目指す.

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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