2001 Fiscal Year Annual Research Report
転写調節因子による骨髄球系樹状細胞の分化と機能制御
Project/Area Number |
13037005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
岩間 厚志 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (70244126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中内 啓光 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40175485)
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Keywords | 樹状細胞 / ランゲルハンス細胞 / C / EBP |
Research Abstract |
骨髄球系前駆細胞は多分化能を有し、樹状細胞をはじめ様々な骨髄球系細胞に分化する。分化の過程において様々な転写調節因子の関与が明らかにされているが、樹状細胞分化の転写制御機構については十分に解析されていない。C/EBPファミリー転写因子は主に骨髄球系細胞に発現し重要な制御因子として機能している。しかし、C/EBPファミリーのメンバー間には、発現および機能的な重複が存在し、骨髄球分化制御においてもメンバー間の機能的なredundancyが存在する。そこでわれわれはすべてのメンバーのDNA結合を阻害しうるドミナントネガティブ型のC/EBPを用いて解析を行った。ドミナントネガティブ型C/EBPを発現する骨髄球系前駆細胞からは全く顆粒球・マクロファージが分化せず、かわりにランゲルハンス型樹状細胞分化が著明に促進された。この樹状細胞への分化の偏りは骨髄球系前駆細胞の分化決定のレベルで起こっていることが確認された。すなわち、骨髄球系前駆細胞においてC/EBP活性が抑制された場合ランゲルハンス樹状細胞への分化決定が優位に行われるのである。したがって、C/EBPファミリーは骨髄球系前駆細胞の顆粒球・マクロファージヘの分化決定において必須であり、逆にランゲルハンス樹状細胞への分化には抑制的に働く。以上の所見はC/EBPファミリーが骨髄球系前駆細胞の分化決定の制御に深く関与することを示すものであり、また樹状細胞分化の制御機構の一端を示す新規の知見である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Iwama A: "Reciprocal roles for C/EBP and PU.1 transcription factors in Langerhans cell commitment."J.Exp.Med.. 3月号(印刷中). (2002)
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[Publications] Morotomi-Yano K: "Human RFX4 is a testis-specific transcription factor that interacts physically with other human REX members"J.Biol.Chem.. 277. 836-842 (2002)
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[Publications] Hiroyama T: "Fractalkine Shares Signal Sequence with TARC : Gene Structures and Expression Profiles of Two Chemokine genes"Genomics. 75. 3-5 (2001)
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[Publications] Johansen LM: "c-Myc is a critical target for C/EBPα in granulopoiesis"Mol.Cell.Biol.. 21. 3789-3806 (2001)