2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13048101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
坪野 公夫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10125271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 眞克 国立天文台, 重力波プロジェクト推進室, 教授 (90107475)
黒田 和明 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (00242165)
中村 卓史 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80155837)
大橋 正健 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (80213833)
三尾 典克 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (70209724)
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Keywords | 重力波 / レーザー干渉計 / 宇宙物理 / 超精密計測 / 測地 / ブラックホール / 中性子星 / 初期宇宙 |
Research Abstract |
TAMA-LIGO同時観測で得られたデータの相関解析が進み、共同でその結果を論文として出版した。これは意味のあるデータとしては初めてのコインシデンス解析結果であり、世界的にも有意義なマイルストーンとなるものである。同時に、TAMA感度の2桁向上を図る次世代干渉計LCGT計画のための技術開発を推進しており、神岡においてLCGT実証機である100m低温鏡レーザー干渉計CLIOの建設が順調に進んでいる。既に干渉計の両腕が完成し、干渉実験にも成功している。 総括班ではこれまで通り、原則月1回の運営委員会と技術検討会を開催している。運営委員会は、計画研究の代表者をメンバーとし、それぞれのグループが相互に密接な連絡をとりながら領域全体の目的に沿った研究を進めるための会議である。また、国際的な協力体制やデータ共同解析などもここで議論する。技術検討会では、毎回テーマを決めて、主にそれに沿ったいくつかの講演と議論を行う。これには学生なども参加し、有意義な議論が行われている。 本特定領域が主催して、重力波に関する第6回アマルデイ国際会議(AMALDI2005)を平成17年6月19日〜6月24日の6日間の日程で、沖縄県名護市喜瀬にある万国津梁館で開催した。本会議の目的は重力波検出に興味を持つ研究者間の情報と意見の交換を通して、世界各地で進められている検出装置の開発や関連する先進基礎技術の発展、データ解析法などに関する技術的問題を共有化し、重力波による新しい物理や天文分野の創成を促進することである。会議では重力波検出に関する最新の研究成果が発表され、様々な角度から活発な議論が行われた。会議の参加者は世界12カ国から190名(日本人50名)であった。また同時に、一般向け講演を会場「てぃるる」で行ない盛況であった。
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Research Products
(6 results)