2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13049101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
笠原 三紀夫 京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (80027143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩坂 泰信 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (20022709)
池田 有光 大阪府立大学, 工学研究科, 教授 (40026232)
秋元 肇 地球フロンティア研究システム, 大気組成変動領域, 研究領域長 (50101043)
奥山 喜久夫 広島大学, 工学研究科, 教授 (00101197)
田中 正之 東北工業大学, 工学部, 教授 (90004340)
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Keywords | 大気エアロゾル / 大気環境影響 / 物理・化学性状 / 地球温暖化 / 冷却化 / 酸性雨・酸性沈着 / 東アジア / シミュレーションモデル / 3次元分布 |
Research Abstract |
本研究領域は,平成13〜17年の5年計画で以下の4研究項目(A01:東アジアにおける大気エアロゾルの空間分布,A02:大気エアロゾルの性状と二次粒子生成,A03:東アジアにおける大気エアロゾルの輸送と酸性雨・酸性沈着,A04:大気エアロゾルの地球冷却化効果)について,実験・観測及び理論的検討を行うものである。総括班では、本研究領域における研究成果を評価し、また領域全体の研究方針の策定や研究項目間の企画調整等を行うもので、以下のような活動を行った。 1.括班会議の開催:2回の総括班会議を開催し、公募班をも含めた本研究領域全体の研究の進め方、特に共同で行う集中観測や継続観測の方式、エアロゾル性状の3次元分布測定のための方策、各研究班の研究推進状況のチェック体制、研究会の開催方式・頻度・総括班の関わり等について意見の交換を行った。 2.拡大総括班会議:計画研究代表者等を含めた拡大総括班会議を開催し、各計画研究の研究内容、今後の研究推進方式等について意見を交換した。 3.日本エアロゾル学会、大気環境学会等での本研究領域の説明会の開催 4.他の大型研究プロジェクトとの交流と今後の連携:地球フロンティアやAPEX、VMAPなど大気環境影響に関する大型プロジェクト研究との研究交流を行い、今後の研究協力について意見の交換をした。また、ACE-Asia(地球温暖化/冷却化評価のためのアジアエアロゾル性状特性実験)ワークショップにおいて、東アジア地域におけるエアロゾルの国際的研究共同体制について意見の交換を行った。 5.研究計画一覧の作成:研究をより効率的に推進することを目的として本一覧を作成した。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] M.Kasahara: "Preliminary studies on applications of micro-PIXE to atmospheric aerosols"Nuclear Instrument & Methods. B181. 622-627 (2001)
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[Publications] P.Pesava: "A local optical closure experiment in Vienna"J. Aerosol Science. 32・11. 1249-1267 (2001)
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[Publications] C.J.Ma: "Characteristics of single particles sampled in Japan during the Asian dust-storm period"Atmospheric Environment. 35・15. 2707-2714 (2001)
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[Publications] S.Tohno: "Simultaneous determination of gas and particle dry deposition onto conditioned surrogate surfaces"Water, Air, and Soil Pollution. 130. 535-540 (2001)
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[Publications] C.J.Ma: "A new approach for characterization of single raindrops"Water, Air, and Soil Pollution. 130. 1601-1606 (2001)
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[Publications] R.Holler: "Long-term characterization of carbonaceous aerosol at Uji, Japan"Atmospheric Environment. 36. 1267-1275 (2001)
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[Publications] 笠原三紀夫, 他(共著): "明日のエネルギーと環境 その続編"日本工業新聞社. 257 (2001)
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[Publications] 笠原三紀夫, 他(分担): "エネルギー環境学"オーム社. 131 (2001)