2001 Fiscal Year Annual Research Report
アジア法整備支援-体制移行国に対する法整備支援のパラダイム構築-
Project/Area Number |
13123201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
鮎京 正訓 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40126826)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 好治 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40104830)
佐分 晴夫 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70093036)
佐々木 雄太 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20040793)
三ヶ月 章 東京大学, 名誉教授
森嶌 昭夫 名古屋大学, 名誉教授 (80022416)
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Keywords | 法整備 / ヴェトナム / ラオス / カンボジア / ウズベキスタン / 中央アジア / 体制転換 |
Research Abstract |
1.2001年10月30日に総括班会議(東京)を開催し、今年度の方針を検討し、今年度の重点を、(1)法整備支援対象国および外国支援機関等への調査、(2)中央アジア諸国の法整備の現状と課題に関する国際シンポジウムの開催、とした。 2.調査活動 (1)法整備支援対象諸国(ヴェトナム、ラオス、カンボジア、ウズベキスタン)へ調査団を派遣し、各国法整備の現状、法令・判例収集の可能性、法情報システムの現状、今後の研究・調査協力の可能性等について多面的な調査を行った。 (2)スウェーデン(Sida、ルンド大学)、オーストラリア(シドニー大学、オーストラリア国立大学、メルボルン大学)を訪問し、それぞれの機関における法整備の手法、評価の手法、法学教育協力の現状について調査を行った。 (3)ハンガリー国立科学アカデミー、エルテ大学、ハンガリー司法省を訪問し、体制移行国の法整備の比較研究に関する事前調査を行った。 以上の調査活動については、それぞれの報告書を作成中である。 3.2002年2月16〜17日に、国際シンポジウム「21世紀中央アジアにおける体制転換と法-法整備の現状と課題-」を開催した。このシンポジウムには、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン3カ国から、それぞれ法整備や法学教育に責任ある地位の代表合計17名を招聘した。世界銀行、アジア開発銀行、ルンド大学の代表を含め、内外から約100名が参加し、中央アジア諸国における法整備の現状と課題、法学教育・法曹養成の諸問題をめぐって論議を行った。「報告集」を編纂し公表する予定である。
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