• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2004 Fiscal Year Annual Research Report

磁場が誘起する磁性体の新量子現象の総括

Research Project

Project/Area Number 13130101
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

田中 秀数  東京工業大学, 極低温物性研究センター, 教授 (80188325)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上田 寛  東京大学, 物性研究所, 教授 (20127054)
金道 浩一  東京大学, 物性研究所, 教授 (20205058)
太田 仁  神戸大学, 分子フォトサイエンス研究センター, 教授 (70194173)
宮下 精二  東京大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10143372)
利根川 孝  福井工業大学, 工学部, 教授 (80028167)
Keywords強磁場 / 量子効果 / 磁場誘起磁気現象 / 新物質 / 量子スピン系 / フラストレーション / 低次元磁性体 / スピンギャップ
Research Abstract

本年度はまず,平成16年5月24日と25日に班員及びその研究室関係者で研究会を開催し,これまでの研究状況と今後の研究計画や研究協力体制,及び本年度に行う国際会議「International Symposium on Quantum Spin Systems」の進め方,プログラム,役割分担を話し合った.
平成16年7月17日から20日にかけて行われた国際会議「International Conference on Statistical Physics of Quantum Systems - Novel Orders and Dynamics」を協賛した.この会議はインドで開催された「22^<nd> International Conference on Statistical Physics」のサテライトとして企画されたもので,テーマは本特定領域研究の課題と関連が強く,班員の3名が組織委員を務めると共に招待講演も行った.この会議には国内外から100名を超す参加者があり,盛況のうちに終了した.
平成16年11月30日から12月3日にかけて神奈川県の湘南国際村センターで国際会議「International Symposium on Quantum Spin Systems」を開催した.招待者は理論と実験の各分野で活躍している国内外の第一線の研究者を選んだ.この会議には国内外から110名の参加者があった.発表は招待講演が19件,一般の口頭発表が23件,ポスター発表が50件あった.磁化の量子化に対応する磁化プラトー,磁場誘起相転移とボース凝縮,フラストレーションが強く関与した新奇な磁気現象や伝導現象などの新しい実験結果と理論の発表がなされた.また強相関電子系や有機伝導体の新奇な物性,超伝導の講演も加えられた.これらは量子効果が顕著な新しい物理現象として世界的に極めて高い関心がもたれているものである.また新物質も数多く紹介された.質疑応答は極めて活発であった.連日休憩時間やプログラム終了後に発表内容と今後の研究の展開についての議論や共同研究の話し合いがもたれた.今回の国際会議は大盛況のうちに終了した.
現在,上記2つの国際会議のProceedingsの出版作業を行っている.

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi