2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13135214
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
青山 秀明 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (40202501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 哲 京都大学, 大学院理学研究科, 名誉教授 (60025476)
山本 克治 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (90191395)
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Keywords | N重超対称性 / カシミアエネルギー / 余剰次元 / 宇宙定数 / ミニブラックホール / ダークマター / 超対称標準模型 / レプトン数生成 |
Research Abstract |
青山は昨年度までの成果を受けて、3次元空間における2重超対称性代数モデルの構築を行っている。これは1次元において青山が解明した非線形超対称性の1種であるN重超対称性を拡張するものであって,2次元空間においては他グループによって2重超対称性モデルの構築がなされている.しかし3次元になると,同じ2重超対称性であっても格段に複雑な代数系が出現し,その構造は不明であった.しかしここに来て,その解がほぼ解明されつつあり,具体的なモデルの構成が完成しつつある. 松田は余剰次元空間について研究を遂行し、宇宙定数が余剰次元のカシミアエネルギーに起因するとして、WMAP観測の宇宙定数の値から余剰次元空間の大きさをサブミリメーター程度と評価した。また、2次元トーラス余剰次元空間を考え、そのカシミアエネルギーをモジュライパラメーターの関数として求めた。さらに、空間的余剰次元が予言するミニブラックホール生成に関与する一般化された不確定性関係の研究を進め、ミニブラックホール生成断面積の精度を上げた評価を試みている。 山本は超対称弱電磁模型の拡張について、レプトン数生成だけでなく、多元スカラー場運動よるバリオン数自体の生成やダークマターへの寄与を調べた。特に,超対称弱電磁模型において,ポテンシャル平坦面上での多元スカラー場運動により粒子数非対称が有効に生成され、これによるレプトン数生成とニュートリノ質量の関係を明らかにした。
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Research Products
(3 results)