2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13138101
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
相沢 慎一 理化学研究所, ボディプラン研究グループ, グループディレクター (60073011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉谷 滋 理化学研究所, 形態進化研究チーム, チームリーダー (00178089)
武田 洋幸 東京大学, 理学系研究科, 教授 (80179647)
影山 龍一郎 京都大学, ウィルス研究所, 教授 (80224369)
松尾 勲 理化学研究所, ボディプラン研究グループ, 上級研究員 (10264285)
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Keywords | 評価 / 助言 / 研究交流 / 脊椎動物 / 軸形成 / 胚葉形成 / 脳形成 |
Research Abstract |
各計画研究を効率よく推進するため、各計画研究についての評価・助言を求め、計画研究間の連携と共同研究の促進に、本領域研究に密接に関連した研究分野から第一線研究者に参加を要請して本総括班を組織した。 本年度総括班会議は6月、8月、1月の3回開催した。以下3回の会議で議論された主な点を列挙する。 1.15年度の領域研究の申請にあたって助言を得た:研究が進展し一定の段階に達したことから、哺乳動物の前後軸・頭部誘導の領域の研究を現在の2計画研究から1計画研究とし、代わりに今後発展させるべき分野として脳領域形成と軸索路の形成を設けること。また、中脳領域化と神経核形成の研究をてこ入れすべきこと。魚類・両棲類における前後軸形成と胚葉形成、哺乳類における前脳形成の研究については14年度まで同様推進すべきこと。 2.本研究の成果を問い、欧米研究者との交流を目的に、頭部形成に関する国際会議を平成16年度に開催する。 3.13年度の魚類・両棲類に対し、14年度の領域研究会は哺乳動物、鳥類に特に焦点をあてて開催する。 4.15年度の領域研究会は脊椎動物の進化の過程で維持された基本機構と各動物種でデフォルメした機構に焦点を当て開催する方向で検討する。 5.14年度奨励された研究交流は以下の通りである。 藤森(京大)、井関(東京医科歯科)、畠山(京大)、近藤(理研脳研)、嶋村(熊大)、小椋(奈良先端)、石橋(京大)、板崎(UK MRC)、福田(都立大)、鳥居(Vanderbilt Univ.)、福地(Chicago Univ.)、平田(遺伝研)、金井(杏林大)
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Shigetani, Y., et al.: "Heterotopic shift of epithelial-mesenchymal interactions for vertebrate jaw evolution"Science. 296. 1319-1321 (2002)
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[Publications] Shinozaki, K., et al.: "Absence of Cajal-Retzius cells and subplate neurons associated with defect of tangential cell migration from ganglionic eminence in Emx1/2 double mutant cerebral cortex"Development. 129. 3479-3492 (2002)
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[Publications] Hide, H., et al.: "Genetic modifiers of otocephalic phenotypes in Otx2 heterozygous mutant mice"Development. 129. 4347-4357 (2002)
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[Publications] Hirata, H., et al.: "Oscillatory expression of the bHLH factor Hes1 regulated by a negative feedback loop"Science. (in press).
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[Publications] Koshida, S., et al.: "Inhibition of BMP activity by the FGF activity by the FGF signal promotes posterior neural development in zebrafish"Developmental Biology. 244. 9-20 (2002)