2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13204074
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
南條 輝志男 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40164511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森川 吉博 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60230108)
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Keywords | レプチン / 転写因子 / 食欲調節 / 肥満 / 糖尿病 |
Research Abstract |
平成13年度「肥満2型糖尿病の成因・病態に関する遺伝要因の解明」の課題名にて特定研究領域Cの交付を受け、(1)我々が同定したレプチンにより誘導される新規転写因子のクローニングとその局在固定、(2)ヒト遺伝子解析のためのサンプルの収集、および(3)既知のレプチンシグナル関連遺伝子群の解析を行った。(1)に関してはマウス脳cDNAライブラリーより6種類のalternative sphicing産物の全長cDNAを同定した。また、in situ hybridizationにて食欲調節に重要な視床下部弓状核でのレプチン依存性の発現を確認した。(2)に関しては既に約200例の肥満および非肥満糖尿病患者、約100例の肥満および非肥満非糖尿病者について書面にてinformed consentを得てDNAサンプルを収集済みであるが、これらは他の研究目的にて収集されたものであり、本研究での使用の許可を得るため、本学倫理委員会にて承認後、informed consentをあらためて取り直している。(3)に関して、G蛋白β3サブユニットの多型と肥満・糖尿病との関連を検討したが有意差は認めなかった。摂食との関連が注目されている新規ペプチドであるグレリンおよびその受容体に関して既知あるいは新規の変異・多型を同走した。現在肥満・糖尿病との関連につき検討中である。UCP-2蛋白の多型と日本人肥満との関連を検討したが、有意差は認めず、ただインスリン治療との関連性を認め、インスリン分泌能との関連が示唆された。
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Research Products
(1 results)