2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13214099
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
村上 安子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (30056709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松藤 千弥 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50192753)
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Keywords | アンチザイム / オルニチン脱炭酸酵素 / 細胞内たんぱく分解 / プロテアソーム / ユビキチン / 核外移行 / アンチザイム2 / 細胞内局在 |
Research Abstract |
アンチザイム(AZ)の主要分子種であるAZ1と最近見出されたAZ2について、細胞内局在、安定性、分解様式を解析した。対数増殖期の細胞では、AZ1とAZ2はいずれもオルニチン脱炭酸酵素(ODC)との複合体として細胞質に、遊離の状態で核に存在した。ポリアミンで強く誘導すると遊離のAZ1が細胞質に出現し、ミトコンドリアにも少量(核の10-20%)出現した。しかし遊離のAZ2は核に限局されていた。AZの細胞内半減期はいずれも40-100分と短寿命であった。いずれのAZもプロテアソーム阻害剤MG132で安定化された。また、核のAZ1,AZ2の分解は核外移行阻害剤レプトマイシンBで強く阻害された。従って、AZ1,AZ2はいずれも細胞質のプロテアソームで分解されると推定された。^<35>Sで放射標識・精製したAZ1(開始コドンの異なる長短二種),AZ2のいずれも網状赤血球溶血液中でエネルギー依存的に分解された。分解はプロテアソーム阻害剤やODCで阻害される点でも細胞内分解を反映すると考えられる。さらに、分解と平行してSDS/PAGEで高分子のバンドが検出されることからAZ1,AZ2はユビキチン化されて26Sプロテアソームで分解されると推定された。なお、興味深いことに、AZを捕捉してその機能を阻害するアンチザイムインヒビター(ODCより強い親和性でAZに結合する活性を持たないODCファミリー)はAZの分解も高分子バンドの出現も阻害しなかった。今後、AZのユビキチン化に関与するE3の同定とともに、AZ1,AZ2の核に局在する生理的意義(単なる貯蔵型か、あるいは特異的な機能を果たしているのか)を明らかにすることが重要であろう。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Chattopadhyay MK: "Antizyme regulates the degradation of ornitheme decarboxylase in fission yeast Schizosaccharomyces pombe-Study in the spe2 knockout strains"J. Biol. Chem.. 276・24. 21235-21241 (2001)
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[Publications] Atkins JF: "Overriding standard decading : Implications of recoding for ribosome function and enrichment of gene expression"Cold Spring Harbor Symp Quant Biol. (in press).
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[Publications] Howord MT: "Cell culture analysis of the regulatory frameshift event required for the expression of mammalian antizymes"Genes Cells. 6・11. 931-941 (2001)