2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13223001
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
安西 祐一郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40051875)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須藤 修 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (10179286)
安達 淳 国立情報学研究所, 情報学資源研究センター, 教授 (80143551)
寺岡 文男 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70338250)
松山 隆司 京都大学, 大学院・情報学研究科, 教授 (10109035)
玉井 哲雄 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (60217172)
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Keywords | 情報学 / ソフトウェア / コンテンツ / 人間情報処理 / 情報メディア / 情報セキュリティ / GRID / 情報化社会 |
Research Abstract |
本特定領域研究「情報学」は平成13年度10月に発足し、初年度は六つの研究項目で計画研究11件および公募研究88件からなる研究を開始し、平成14年度は公募研究94件(内今年度新規16件)という規模であった。計画班では個別の研究の進捗を把握し情報学の体系化を図るために、六つの研究項目の間の連携を深めるような調整を行う。特に、分かり易い成果を出してアカウンタビリティに応えていくことが求められ、そのような方向に研究全体が収斂する方策を図ってきた。 平成14年6月19、20日の二日間に渡り東京の日本教育会館にて、研究代表者全員が会して領域全体会議を開催した。この研究会では、柱ごとに平成13年度の研究成果を報告し研究内容について議論するとともに、研究グループ相互の連携の可能性について検討した。また総括班会議を開催し、前年度の研究進捗と本年度研究推進方策について議論した。平成14年9月9日に総括班会議を開催し、文科省ヒアリングに対応すべく平成13,14年度の研究活動の中間レビューを行い、次年度に向けて計画研究の構成変更について検討した。 平成14年1月22、23日に渡り東京の学術総合センターにて、公開講演会および平成14年度成果報告会を開催した。22日は公開講演会とし一般を含め210名の参加者を得て、本科研の柱の1つに1もなっているGRIDを主題としてサンディエゴスーパーコンピュータセンターのFrancine Berman博士および富士通研究所フェローの三浦謙一氏を講師に招きGRID研究の最新状況の講演を行った。また、各柱の研究状況について一般研究者を対象に講演を行った。翌23日には柱ごとに成果報告会を開催し、平成14年度の研究成果について報告し、総括班評価委員による評価を実施し、研究進捗についての議論を行った。23日夕刻には評価・助言委員会を開催し、本年度の研究の進捗について班別に報告と評価を行うとともに、総括班会議を開催し国際シンポジウムの形態やテーマについて議論を行った。なお、本年度内に、A03柱の活動に係る国際シンポジウムを含む、総数14回の研究集会を持った。領域全体で雑誌論文255編、国際会議559編を始めとする各種成果が公表された。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 梅澤猛, 佐藤一郎, 安西祐一郎: "モバイルエージェントを用いたセンサネットワーク向けフレームワーク"情報処理学会論文誌. Vol.44・No.3. (2003)
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[Publications] Takeshi Umezawa, Ichiro Satoh, Yuichiro Anzai: "A Mobile Agent-based Framework for Configurable Sensor Networks"Proc.4th, International Workshop on Mobile Agents for Telecommunication Applications(MATA'2002),Lecture Notes in Computer Science. Vol.2521. 128-140 (2002)
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[Publications] Tetsuo Tamai: "Process of Software Evolution"Proceedings of the First International Symposium on Cyber Worlds(CW2002),(Invited Paper). 8-15 (2002)
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[Publications] 川嶋宏彰, 松山隆司: "連続状態モデル間の相互作用に基づく多視点動作認識"電子情報通信学会論文誌. Vol.J85-D-II・No.12. 1801-1812 (2002)
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[Publications] Osamu Sudoh: "Wealth of Networked Nations"Look Japan. No.558. 12-14 (2002)
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[Publications] Atsuhiro Takasu, Teruhiko Kanazawa, Jun Adachi: "Statistical Phrase Extraction and Indexing for Music Retrieval"IFIP First International Workshop on Entertainment Computing(IWEC 2002),Entertainment Computing : Technology and Applications. 281-288 (2002)
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[Publications] 須藤修, 出口弘: "デジタル社会の編成原理"NTT出版. 254 (2003)