2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13304006
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
竹内 康博 静岡大学, 工学部, 教授 (20126783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三村 昌泰 明治大学, 理学研究科, 教授 (50068128)
巌佐 庸 九州大学, 理学研究科, 教授 (70176535)
難波 利幸 大阪女子大学, 理学部, 教授 (30146956)
古用 哲夫 島根大学, 総合理工学部, 教授 (40039128)
稲葉 寿 東京大学, 数理科学研究科, 助教授 (80282531)
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Keywords | 数理生物学 / 力学系 / 微分方程式 / 時間遅れ / カオス / パーマネンス |
Research Abstract |
数理生物学で現れる代表的な力学系の諸性質を総合的に解析することが本研究の目的である.本年の研究実績の概要は以下のようにまとめられる. (1)6月13日-15日カナダで開催されたカナダ数学会・応用数学会合同会議と,6月21日-25日イタリアで開催された数理個体群力学系に関する国際会議に参加し,海外共同研究者であるY.Kuang教授およびE.Beretta教授と共同研究. (2)7月25日-28日とアメリカで開催された数理生物学会に参加し海外共同研究者であるY.Kuang教授と共同研究. (3)5月27日-30目と第3回イッキ読みセミナーを開催し「Mathematics in Population,(Princeton Series in Theoretical and Computational Biology) Horst R.Thieme(著)」を31名の参加者で昨年残されたPart IIIを読破した.本書は参加者により現在翻訳作業が行われ,本年夏に刊行予定ある. (4)8月30日-9月3日と京都大学数理解析研究所で短期共同研究集会として第4回イッキ読みセミナーを開催し「Lecture Notes in Biomathematics"The Golden Age of Theoretical Ecology:1923-1940",F.M.Scudo, J.R.Ziegler著」(Springer-Verlag,1978)をPart IIまで20名の参加で読んだ.残りは本年8月に第5回イッキ読みセミナーとして読了する予定である. (5)11月29日-12月3日に京都大学数理解析研究所で研究集会「生物数学の理論との応用」を開催した.力学系にとどまらず幅広く生物数学に関連する数理について研究交流・討論した.同時に解析理論・手法,およびそれらの生物学における(非線形)現象解析に応用する研究の発展を目指した.生学の問題に対して数理モデルからのアプローチを考えている研究者,数学的手法を生物学への応用可能性をえている研究者の幅広い参加(101名)を得ることができた.具体的には1.中国西南師範大学Wendi Wang教授講演:2.テーマを絞ったMini-Sympo開催:テーマとしては,感染症の数理・進化生物の数理・走性の数理・個体群の数理:3.一般講演を行った. (6)2月4日-5日に岡山大学環境理工学部で研究集会「環境と相互作用」を開催した. (7)南京師範大学の崔教授,西南大学の王教授,ハノイ国立大学のDu教授を招聘し共同研究を行った.
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Research Products
(57 results)