2004 Fiscal Year Annual Research Report
トップダウン設計支援を実現化する情報モデルの論理的枠組の提案と構築
Project/Area Number |
13305067
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
青山 和浩 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80222488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武市 祥司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90291319)
濱田 邦裕 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40294540)
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Keywords | 設計支援 / トップダウン / 階層構造 / アスペクトモデル / 挙動設計 / 製品モデル / インターフェイス / ペトリネット |
Research Abstract |
本研究で提案するトップダウン設計では,製品情報が段階的に詳細化していく様態を,製品情報を表現するネットワークの詳細化として表現し,各対象での実体として表現すべき情報,インタフェイスの情報として表現すべき情報などが表現する製品に応じて提案されている.しかしながら,それらの情報表現は製品に対しての限られた一側面からの表現であることが否定できなく,設計における多種多様な評価に対して充分に対応することが困難である.そこで,製品情報の多様な表現方法に関して検討し,以下に示す知見を得た. A)製品の多面的な視点を許容するアスペクトモデルの導入とそのマネジメント方法の考察 様々な製品を対象に,その設計対象のモデル表現に必要な情報の基本単位を研究してきたが,一つの製品に対しても,設計の目的や評価の指標に応じた様々なモデル表現が要求される.これらのモデル表現を統一的に扱うために,視点に応じたモデルを任意に定義できるアスペクトモデルを導入した.このモデルを,実体の繋がりで表現されていた製品情報のネットワークと意味的に関連付けることによって,多種多様な視点を管理することを実現し,さらには,製品情報の詳細化に応じてアスペクトモデルも詳細化されるモデルを提案した. B)システムの動的な表現としての挙動モデルの導入 実際の製品は,使用者の行為に応じて意図した振る舞いを実現し,その振る舞いによって生じる効果を得ることによって製品機能を確認する.しかし,これまでに検討された製品の情報表現(モデル)は静的な表現が主であり,製品の時間的変化(挙動)などを表現することは考慮されていなかった.そこで,製品の品質および要求に対して深く関連性を有する製品機能および挙動に関する表現方法を検討し,Petri Netによる製品挙動を表現するモデルを提案した.
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Research Products
(6 results)