2004 Fiscal Year Annual Research Report
中国文明のフロンティアゾーンにおける都市的集落の発生と変容-その比較地誌学的研究
Project/Area Number |
13308003
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
戸祭 由美夫 奈良女子大学, 文学部, 教授 (60032322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出田 和久 奈良女子大学, 文学部, 教授 (40128335)
松本 博之 奈良女子大学, 文学部, 教授 (70116979)
吉田 容子 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (70265198)
山近 久美子 防衛大学校, 人文社会学群, 講師
何 頴 白鳳女子短期大学, 総合人間学科, 助教授 (40310784)
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Keywords | 国際研究者交流 / 多国籍 / 比較地誌 / 都市的集落 / 囲郭集落 / ユーラシア / 地域環境 / 中国文明 |
Research Abstract |
(1)フロンティアゾーン8地域のうち、東南方地域(中国福建省:1回)について海外現地調査を行ない、東方地域の一部たる日本の九州・沖縄(2回)でも現地調査を実施した。 (2)東京などへ出張し、都市的集落関係の文献・情報を収集した。 (3)平成16年11月3日に奈良女子大学を会場として、本研究に関わる国際シンポジウム「中国文明のフロンティアゾーンにおける都市的集落の発生と変容」を開催した。研究組織構成の当初メンバー9名によるフロンティアゾーン8地域の都市的集落に関する報告のほか、追加メンバー3名および国内1名・海外3名(韓国,ベトナム,米国)の専門家によるコメント、さらに中国自体の都市的集落に関する中国ならびに欧米研究者(ベルギー)各1名による招待講演をその前段に設け、予稿集を日・中・英の3カ国語で作成した。 (4)上記の総合的は国際シンポジウム研究発表のほか、国内の学会などで3度、海外(韓国)で2度、研究発表ならびに講演を行った。 (5)本研究課題の総括的研究成果として、上記の国際シンポジウムを含む380頁に及ぶ報告書をまとめた。 (6)そのほかに、研究成果の一部を学会誌などに発表した。 申請当初の研究計画と異なるのは、上記(3)国際シンポジウムを開催したことで、本研究課題の中国文明全体からの位置づけもできるよう配慮した点、3カ国で予稿集を編集した点、多国籍の国際研究者交流の機会をつくった点などが、特に学外の参加者から高く評価された。
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