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2002 Fiscal Year Annual Research Report

知的障害児と健常児のコミュニケーションを促進するための情報マティリアルの開発

Research Project

Project/Area Number 13308012
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

中林 稔堯  神戸大学, 発達科学部, 教授 (50164265)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 稲垣 成哲  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
高橋 正  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (30179494)
岸本 肇  神戸大学, 発達科学部, 教授 (80030592)
出口 博章  神戸大学, 発達科学部, 助手 (90324897)
辰己 丈夫  神戸大学, 発達科学部, 講師 (70257195)
Keywords発達障害 / テレビ会議 / 音声認識 / VOCA / コミュニケーション・ツール
Research Abstract

1.発達科学部と附属養護学校、附属明石小学校にテレビ会議システム(ポリコム社製View Station512)を導入し、実験を繰り返しながら高画質の画像、音声等が確保できる双方向遠距離ネットワークシステムを形成した。
2.情報マティリアル開発のための基礎研究として、健常児、学習障害児、軽度知的障害児を対象にアイカメラ(竹井機器工業製Free View)を導入して検査を実施し、眼球運動や視覚的情報処理について心理生理学レベルでデータを収集した。
3.重度知的障害者を対象に、脳波スイッチ(テクノスジャパン製MCTOS)、筋電スイッチ(同社製EMOS)及びコトバックス(同社製)を使用してコミュニケーション・ツールとしての有効性を検討した。
4.市販の音声認識ソフト及び入力機器が、障害のある人にとって、どの程度利用可能かの評価・研究を行った。
その結果、下記の状態のある人にとって利用可能性はかなり高いものと考えられる。
(1)発話・会話に問題がなく、文章の記述能力に障害がある人
(2)身体障害またはケガなどによって筆記に障害のある人
(3)高歳のため、パソコンなどキーボード入力・マウス入力になじまない人
(4)幼児・知的障害など、文章表現能力開発のための補助ツール
5.本研究を開始した平成13年より研究交流を行っていたStanford大学のDr.Scott, N.が主宰するArchimedes Projectと研究連携し、コミュニケーション・ツールとしてのVOCAを開発することがほぼ合意した。発達障害者が知覚・認知可能な絵、シンボル、写真など具体的視覚情報を操作し、それを日本語音声や文字言語に自動変換するもので、同Projectですでに完成した英語版について、本科研メンバーで日本語バージョンを構築することが今後の課題となる。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 中林稔尭: "知的障害のある児童生徒のための情報支援について-儀式的行事における支援技術(AT)の活用を通して-"神戸大学発達科学部研究紀要. 10・2. 1-10 (2003)

  • [Publications] 岸本 肇: "途上国と先進国の障害児教育-グアテマラとドイツ"児童発達研究. 6巻(印刷中のため未定). (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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