2001 Fiscal Year Annual Research Report
建築・環境音源データベースの構築とその応用に関する研究
Project/Area Number |
13355023
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤本 一壽 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (90112309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐久間 哲哉 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (80282995)
岩瀬 昭雄 新潟大学, 工学部, 教授 (30114391)
安岡 博人 三井建設(株), 技術研究所, 部長(研究員)
大鶴 徹 大分大学, 工学部, 教授 (30152193)
川井 敬二 熊本大学, 工学部, 助手 (90284744)
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Keywords | 建築音響 / 音源 / データベース / デジタル / ソフトウェア |
Research Abstract |
本研究は、建築音響の教育、研究、実務で用いられる様々な音源を収集し、使用者が簡単にそれを加工、利用できるデジタルなデータベースとして収録し、その応用方法について研究することを目的としている。実験、測定、講義などのあらゆる場面で必要な、広範囲で実用的な音源を網羅するために、大学教官だけでなく建築音響の実務者も含めて研究メンバーを構成し、分担してデータベースを構築している。 本年度の始めに、本研究で目指す「建築・環境音源データベース」の全体計画について、研究代表者を中心にメンバー全員で討議し、本研究の到達目標および作業体制を確認した。作業は「総括班」「基本計画班」「音源収集班」「ソフト開発班」「編集製作班」「応用班」に分かれ、各班で並行して成果を上げることとし、本年度は、総括班および基本計画班の方針を基に、音源収集班、ソフト開発班、編集製作班が作業を行った。音源収集については、まず収集する音源項目を決定した。音源系として「ドライソース」「現場音」、伝搬系として「基本伝送」「室内音響」「屋外伝搬」「空気音透過」「固体音伝搬」と決定し、項目ごとに取りまとめを行う主査を選定した。その後、項目ごとに収集すべきデータのリストアップを行い、これまで各メンバーが蓄積してきたデータを提供すると同時に、メンバー全員でデータの収集を行った。ソフト開発については、まず音源データを加工および編集するためのコンピュータ・プログラムの搭載機能を確定した。基本的な機能として、音源データの再生および分析機能、応用のために畳込み機能が必須であるとした。ソフトの利用を支援するためのドキュメントの作成も不可欠であることを確認した。また、データの電子フォーマットを策定し、収録データのフォーマットを整えるためのソフトを開発する必要があることを確認した。その後、ソフト開発班で作業を分担し、年度を通じて開発を行った結果、フォーマット整形プログラムを完成させ、音源データ分析プログラム、畳込みプログラムをほぼ完成させた。編集製作については、成果物の発行のために複数の出版社を選定し、出版形態等について交渉を行った。現在、出版を依頼する1社を決定し、具体的に発行物のボリューム、部数等の確定作業を行っている。 メンバー間の意思疎通を図り、活動を円滑に行うために、本研究のメーリングリスト(kaken-ss@fuji.arch.kyushu-u.ac.jp)、ホームページ(http://acoust.arch.kumamoto-u.ac.jp/sswg/)を立ち上げた。ただし、現在は登録メンバーのみにアクセスを許可している。
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