2001 Fiscal Year Annual Research Report
ストレージエリアネットワークを利用した動的負荷変動に強い統合データ管理機構の開発
Project/Area Number |
13358003
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
喜連川 優 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40161509)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大枝 高 (株)日立製作所, システム開発研究所・第三部, 主任研究員
根本 利弘 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20272510)
中山 雅哉 東京大学, 情報基盤センター, 助教授 (90217943)
|
Keywords | Strage Area Network / ストレージシステム / 動的負荷分散 |
Research Abstract |
近年、LANとは別にストレージ管理の専用のネットワークSAN(Storage Area Network)を新たに導入し、データの複製やバックアップをアプリケーションと切り離して効率化することが着目されている。しかしながら、現状では、ファイバチャネルに基づくハードウエアとしてのSANは開発が進められつつあるものの、ソフトウエア的には、未だ、バックアップという単純な用途ですら充分に機能しておらず、極めて未熟な状態にある。管理はあくまでもボリュームレベルであり、データベースシステムなる上位ソフトからの利用は殆ど考慮されていない。本研究では上述の背景をふまえ、SANの特性を活用することにより、急激なデータアクセス負荷変動やデータ量の急増に耐え得るe-businessデータベース用の新しい統合データ管理システムアーキテクチャの確立と、実験システムの構築ならびに各種データインテンシブアプリケーションを用いた評価を期限内に行う事を目的とする。 本研究の情報収集のために、ICC2001(International Conference on Communications)なる国際会議に参加し、SANに関連する大規模Storageの遠隔通信アクセス方式などの情報を収集し、海外の研究者と情報交換を行った。
|