2003 Fiscal Year Annual Research Report
現代ペルーの社会動態に関する学際的調査研究―比較研究のための視角構築―
Project/Area Number |
13372002
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
山田 睦男 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (20133043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 誠 新潟大学, 経済学部, 助教授 (70226041)
二村 久則 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (30156939)
安原 毅 南山大学, 外国語学部, 助教授 (70247667)
村上 勇介 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (70290921)
中川 文雄 城西国際大学, 人文学部, 教授 (30014484)
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Keywords | アンデス諸国 / 政治変動 / 経済構造 / 先住民 / 文化変容 / 社会動態 / 歴史構造 / 地域研究 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度に引き続き、各自がそれぞれの研究テーマに関する調査研究を7月から3月の間に実施した。海外調査は、山田がアンデス諸国の比較都市史研究の調査のためペルーとメキシコへ、新木がエクアドルの社会変動に関する研究の実施のため同国へ、佐野がアンデス諸国の経済体制の比較研究のためペルーとアルゼンチンへ、中川がボリビアの社会変動に関する調査のためボリビアとブラジルへ、細谷がペルーにおける民族間関係の調査のため同国へ、村上がペルーの政治動態に関する調査研究のため同国へ、安原が経済発展の比較に関する研究のためペルーとメキシコへ、遅野井がペルーの政治変動に関する調査研究のため同国へ、各々赴き、資料収集や聞き取り調査などの現地調査を実施した。また、平成15年9月に大阪大学と国立民族学博物館を会場として開催されたラテンアメリカ・カリブ海研究国際連盟第11回大阪大会において、本研究の成果の一部を発表した。発表した者は、新木、佐野、細谷、村上、安原、山崎、山脇の7名だった。発表内容は、新木がエクアドルにおける民族と権力の関係ならびに地域通貨制の経験について、佐野がアルゼンチンと日本の経済構造動態の比較、細谷がペルーにおける先住民と政治暴力をめぐる記憶について、村上がペルーの地方選挙における政治参加の実態について、安原がアジアとラテンアメリカにおける金融危機の比較、山崎がラテンアメリカとアジアにおける汚職に関する比較、山脇がペルーにおける社会構造とその変容について、各々発表した。なお、来年度に向け、研究の成果の一部を取りまとめた研究報告書を出版すべく、準備を進めている。
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Research Products
(2 results)