2001 Fiscal Year Annual Research Report
ドメスティック・バイオレンスに関する多国間国際比較研究
Project/Area Number |
13410072
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
清水 新二 国立精神・神経センター, 精神保健所・成人精神保健部, 部長 (40113493)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川野 健治 国立精神神経センター, 精神保健所・成人精神保健部心理研究室, 室長 (20288046)
関井 友子 文教大学, 人間科学部, 助教授 (70255058)
服部 範子 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70189570)
廣田 真理 国立精神・神経センター, 成人精神保健部, 賃金研究員
金 東洙 東京福祉大学, 社会福祉学部, 専任講師 (70326990)
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Keywords | ドメステイック・バイオレンス / 夫婦間暴力 / 飲酒行動 / アルコール依存症 / 家族 / ジェンダー |
Research Abstract |
平成13年度にはドメステイック・バイオレンス全国地域調査の実施を主眼に研究を遂行した。この社会調査はドメステイック・バイオレンス(以下DV)の実態を明らかにする一般的課題と、とりわけ飲酒とDVの関連性を問うという具体的課題の双方を含むデザインで構成されている。 1.研究申請にもあるように、今回の全国調査は国際的比較の軸を包摂するものである。このため6月にカナダ、トロントで開催された国際比較研究準備会議に参加した。 2.これを踏まえて社会調査の設計、企画に進み、(社)新情報センターを選んで全国調査のサンプリング(全国200地点、N=3,000)、実査、データ入力を委託した。実査は平成13年11月から12月に行われた。その結果、回収総数2,254サンプル、回収率75,1%を得ている。現在入力された調査結果のデータクリアランスを終了し、単純集計表の作成中である。 3.他方、飲酒とDVの関連性を問うためには、またDVの早期発見、早期介入の予防的対策の見地からみて、一般地域調査のみでは不十分であるとの考えから、アルコール専門外来クリニックの協力を得て、アルコール依存症者の場合の夫婦間暴力、DVに関する臨床調査を企画し、この準備を進めた。現在調査進行中である。
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