2002 Fiscal Year Annual Research Report
現代香港広東語の語彙体系とその形成にかんする記述的研究
Project/Area Number |
13410140
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Research Institution | Reitaku University |
Principal Investigator |
千島 英一 麗澤大学, 外国語学部, 教授 (20167513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 雅之 東京大学, 総合文化研究科, 助教授 (30313159)
矢放 昭文 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (20140973)
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Keywords | 香港粤語 / フィールド調査 / 語彙データ / 面像データ / しゃれ言葉、俗語、ことわざ / 粤語文化研究会 / 増訂華英通語 / 国際粤語学会 |
Research Abstract |
今年度も前年度に引き続きデータ分析及びそのデータ入力と資料集積に研究の重点が置かれた。先ず、研究代表者の千島は、前年同様に都合2回の現地フィールド調査を行い、新しい資料と研究成果の収集を行った。と同時にフィールド調査で得られた語彙データ及び映像データを継続してデータベースに入力した。現在、データベース内には3万語を超える語彙データと1千枚を超える画像が入力中である。また本年度の重点研究の一つとして香港粤語のしゃれ言葉、俗語、ことわざを取り上げ、先行研究を調査・分析するとともにデータとして記述し、本年度の報告書に附することとした。研究成果の発表は前年度に引き続いて麗澤大学において第3回粤語文化研究会を開催(02.12.07)し、千島はそこで「香港粤語の中の日本語語彙について」、同じく研究分担者の矢放は「『増訂華英通語』について」と題したものをそれぞれ口頭発表を行った。各研究分担者においてもそれぞれが当初の計画どおりに研究を進めてきたが、研究分担者の一人である池田巧氏は所属先から米国留学に派遣され、今年度は不在であったが、留学先からも前年度に構築しておいたネットワークにより米国にある身語に関する貴重な資料を随時紹介及びその入手に協力してもらった。なお、今年度の研究成果の一部はそれぞれ2003年8月にマカオで開かれる第9回国際粤語学会に研究発表の予定である。
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