2002 Fiscal Year Annual Research Report
京都議定書の批准に向けた国内地球温暖化対策の制度設計に関する研究
Project/Area Number |
13430008
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
水谷 洋一 静岡大学, 人文学部, 助教授 (70261104)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高村 ゆかり 静岡大学, 人文学部, 助教授 (70303518)
坂田 裕輔 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (50315389)
大島 堅一 立命館大学, 国際関係学部, 助教授 (00295437)
上園 昌武 島根大学, 法文学部, 助教授 (00314609)
李 態妍 龍谷大学, 経済学部, 助教授 (30316153)
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Keywords | 京都議定書 / 地球温暖化対策 |
Research Abstract |
(1)国連気候変動枠組条約第7回締約国会議(2001年11月)において合意された京都議定書の遵守確保規定につき、合意までの交渉経緯を踏まえた条文分析およびその遵守メカニズムとしての有効性等の評価を行った。(担当者:高村) (2)国連気候変動枠組条約第16回補助機関会合(2002年6月)および第8回締約国会議(2002年10月)にオブザーバー参加し、京都メカニズムの制度設計および具体的運用に関する国際交渉の動向についての調査・分析をおこなった。(担当者:水谷・大島・上園) (3)2002年に改訂された「地球温暖化対策推進大網」に盛り込まれた各種政策・措置の温室効果ガス削減効果と実効性に関する分析・評価を行った。(担当者:大島・近藤・上園) (4)炭素税やエネルギー税財政を中心として、地球温暖化防止のための諸外国(EUを中心に)における政策・措置につき、資料・データ等の収集・整理を行った。(担当者:寺西・大島・除本) (5)独自に開発したボトムアップ型エンドユースモデル「Target2010モデル」の改良に向け、プロトタイプのモデルを作成。(担当者:坂田・李)
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[Publications] 高村ゆかり(共著:亀山康子と): "地球温暖化交渉の到達点-リオ会議からの10年をふりかえって-"環境と公害. 32巻3号. 64-67 (2003)
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[Publications] 高村ゆかり: "新たな段階を迎える地球温暖化交渉・COP8の概要と評価"資源環境対策. 39巻2号. 84-90 (2003)
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[Publications] 大島堅一: "気候変動防止のための国際制度の形成"唐沢敬編『越境する資源環境問題』日本経済評論社. 228-252 (2002)
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[Publications] 坂田裕輔: "住民による政策評価を支援するモデルの開発〜気候変動防止推進大網の評価を事例として"経済学論集(鹿児島大学経済学会). 58巻. 79-92 (2002)
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[Publications] 寺西 俊一(共編著:石弘光と): "『環境保全と公共政策』"岩波書店. 249 (2002)