2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13430010
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
新庄 浩二 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80030667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
張 星源 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 講師 (10304081)
萩原 泰治 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40172837)
三谷 直紀 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70219666)
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Keywords | IT投資 / 産業構造 / 雇用構造 / OECD / INSEE / ZEW |
Research Abstract |
平成13年度は研究計画に沿って、(1)資料収集(2)統計資料の整備(3)計量モデルおよびデータベースの構築を行った。 資料収集に関しては、平成13年10月3日から10月8日までヨーロッパ(フランスおよびドイツ)に出張し、国際機関(OECD)と研究機関(INSEEおよびZEW)を訪れ、担当者にヒアリングを行うとともに、資料の提供を受けた他、購入できる資料は研究費より購入した。OECD(経済協力開発機構)では、科学・技術・産業局の担当者より、IT産業にかかる産業分類の仕方やOECDによる統計の標準化の作業に関する説明を受けたほか、必要な資料の提供を受けた。また、同機構の教育・雇用・労働・社会局の担当者からは、OECD諸国におけるIT投資が雇用に与える影響に関する分析について説明を受けたほか、関連資料の提供を受けた。フランスのINSEE(国立統計経済研究所)においては、フランスにおけるITの進展と産業に与える影響に関する研究に関して説明を受けた。さらに、ドイツのZEW(ヨーロッパ経済研究所)においては、主にドイツにおけるIT産業の動向や企業の開業・廃業に関する統計データベースに関して説明を受けたほか、資料の提供を受けた。帰国後は、持ち帰った資料を整理するとともに、これらの資料をもとに分析方法の検討を行った。また、計算機等の設備の整備を行い、計量経済学的分析が可能となるように、ソフトウェア等の導入を行った。また、必要な統計データを整備してデータベース化する作業をおこなった。これらの作業は、来年度以降も継続的に行う予定である。
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