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2003 Fiscal Year Annual Research Report

IT投資と産業・雇用構造に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13430010
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

新庄 浩二  神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80030667)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 張 星源  岡山大学, 経済学部, 助教授 (10304081)
萩原 泰治  神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40172837)
三谷 直紀  神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70219666)
KeywordsIT投資 / 生産性 / イノベーション / 投下労働量 / 賃金・雇用構造
Research Abstract

本年度は最終年度であり、昨年度までの研究をさらに進めるとともに、この三年間の研究成果を研究成果報告書にまとめた。本年度の研究は、(1)IT資本投資と日本産業の生産性に関する研究、(2)IT関連イノベーションの国際比較研究、(3)情報通信技術の投下労働量に関する研究、および(4)IT投資と賃金・雇用構造に関する研究を行った。(1)IT資本投資と日本産業の生産性に関する研究では,まず,日米産業別のIT投資構造を比較分析し,日本産業をIT製造セクター,IT使用セクター及びIT非使用セクターに分類した。そのうえで,こうしたセクターの間,及び,日米間の労働生産性の差異を検討した。それと同時に,セクターごとで,VARモデルを用いて,IT投資の日本産業への生産効果に関する因果関係を分析した。(2)IT関連イノベーションの国際比較研究では,日本をはじめ,アメリカ,欧州,及び韓国・台湾などのIT関連イノベーションを活発に行った国・地域がアメリカ特許商標庁に登録した特許情報を基づいて,特許の出願の現状を概観した。そして,特許間引用データとIT貿易財データを用いて,IT関連研究開発に関するスピルオーバーを検討した。(3)情報通信技術の投下労働量に関する研究では、情報処理技術者の労働が各産業に直接・間接に投入される度合いが1970年以降拡大していること、その増加が、直接雇用の増加ではなく、情報関連機器サービスの投入の増加による場合が多いことを産業連関分析により確認した。(4)IT投資と賃金・雇用構造に関する研究では、IT投資が最近の学歴別賃金・雇用賃金構造に与えた影響を分析するとともに、企業のIT化の進展が賃金制度等の人事労務管理制度にどのような影響を与えているかを分析した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 萩原泰治: "情報通信技術の投下労働量"神戸大学経済学研究年報. 50. 34-44 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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