2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13450151
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
瀬崎 薫 東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (10216541)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 邦紀 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (40292750)
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Keywords | 触覚 / 遅延 / 3次元GIS / モダリティ / 粘性 / コンテンツ配信 / 複数経路 / ネットワーク遅延 |
Research Abstract |
音声・画像メディアに継ぐ新たなメディアとして力覚(触覚)が、特に共有仮想空間(SVE : Shared Virtual Environments)上でのコラボレーションを行うための新たなインタフェースとして注目を浴び始めている。しかしながら現実のネットワークでは、帯域の制限、無視し得ない遅延、パケットの欠落が生じるため、これらに対する対策を施さない限りは、力覚を用いたコラボレーションアプリケーションを円滑に動作させることは不可能であるため、これらに対する対策は必須である。本年度は、ストリーミングコンテンツとしての触覚情報のネットワーク上の効率的伝送手法の検討と、触覚メディアの3次元(volumetric)データ表現、特に3次元GISへの応用を主眼とした主観評価実験を行った。 まず、前年度に引き続き、ネットワークの遅延・パケットロス特性を把握することそのものが効率的な力覚伝送につながるという視点から、インターネット遅延の正確な測定とモデル化の検討をおこなった。特に本年度はアドホックネットワークの伝送上の安定性を評価するための新たなモビリティモデルを検討した。次に、触覚コンテンツを複数の経路を用いて伝送することによる効率化の向上の可能性を検討した。FECの効率的な利用と複数経路の利用により、品質の悪い伝送路上でも安定したコンテンツ配信を行えることを示した。 また、3次元空間上の複数の指標を同時に認知するための提示法として、色表現のみによる手法と、触覚の中でも粘性(viscosity)と振動の大きさによる手法の2つを選び、触覚表現を用いることにより、認知時間とユーザの快適性が改善されることを示した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Leping Huang: "Adjustment on End-to-End delay distortion"IEICE Transactions on Communications. E86-B・4. 1327-1335 (2003)
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[Publications] 角田忠信: "複数のソースノードへの同時アクセスによるコンテンツの高信頼配信手法"電子情報通信学会ソサイエティ大会. B-6-14 (2003)
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[Publications] Ren Ming: "Multi-modal GIS with Haptic Display"電子情報通信学会ソサイエティ大会. B-11-20 (2003)
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[Publications] Werner Creixell: "Mobility Model for Ad Hoc Networks based on Experimental Data"5th Asia-Pacific Symposium on Information and Telecommunication Technologies(APSITT). (2003)
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[Publications] 角田忠信: "複数経路を利用したストリーミングコンテンツの高信頼配信手法"電子情報通信学会ネットワークシステム研究会. (2004)
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[Publications] Ren Ming: "A Survey on Haptic Interaction in 3D GIS"電子情報通信学会総合大会. A-16-2 (2004)