2002 Fiscal Year Annual Research Report
ウェーブレット特異パターン畳込み定理に基づく3次元可視化計測手法の開発
Project/Area Number |
13450166
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
田山 典男 岩手大学, 工学部, 教授 (40003850)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大坊 真洋 岩手大学, 工学部, 講師 (20344616)
長田 洋 岩手大学, 工学部, 助教授 (10261463)
恒川 佳隆 岩手大学, 工学部, 助教授 (80163856)
杜 海清 岩手大学, 工学部, 助手 (80333756)
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Keywords | 産業用CT / ウェーブレット / 特異値分解 / X線投影スキャナ / 画像再構成 |
Research Abstract |
工場の流れ検査工程において、電子部品等の対象物体の内部を3次元可視化して非破壊検査を行いたいという要求が高まっている。本研究の目的は、極少数方向のX線投影から対象物体の内部を3次元画像として再構成する高速な手頃な価格の独創的な産業用CT装置を開発することである。今年度の研究概要を以下に記述する。 (1)X線CT実験を行うために、既設のX線装置を用いて内部構造を改造する。X線源を水平に回転移動させる精密機構とステッピングモータ駆動部を設計製作し、コンピュータで制御するソフトを作成した。そして、購入したX線画像センサーを取り付けて、投影スキャンのソフトを作成し、コンピュータへX線投影データを取り込めることを実験的に確認した。投影データを種々吟味した処、既設のX線装置を用いるため構造的制約があり、X線ビームの一様性がまだ十分でない。取り付け位置や形状等の内部構造を工夫して改造を行っている。 (2)種々のウェーブレット標本化モデルを用いて、画像再構成の計算機シミュレーションを繰り返し行った。その結果として、多重標本化モデルの導入が、特異値分解での未知数を大幅削減しても良好な解を得ており、大変効果的であることが判明した。ウェーブレットの局所領域のサイズや、特異値分解の影響領域のサイズ、多重標本化の可変領域のサイズ等について、実験的に有効なサイズの範囲を定量的に把握することに成功した。
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Research Products
(1 results)