2002 Fiscal Year Annual Research Report
器具の時系列的使用解析に基づく給水・給湯負荷算定法の開発
Project/Area Number |
13450237
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
村川 三郎 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70116680)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越川 康夫 広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30136139)
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Keywords | 給水負荷 / 給湯負荷 / 集合住宅 / 学校給食施設 / 大学福利施設 / 事務所ビル / 実測 / シミュレーション |
Research Abstract |
本年度は初年度に引き続き,各種用途の建物における使用水量・湯量の把握・解析と負荷算定法の基本事項の検討をした。計測は,初年度と同様に電子式水道メータを既存配管に設置し,単位流量ごとに発信されるパルス信号を,また,使用量と対応させる各器具の使用実態については,器具周りに設置した各種の人感センサーからの信号をそれぞれロガーに記録している。具体的には以下のとおりである。 1)食堂・レストランなどの業務用厨房を対象に使用水量・湯量の測定を初年度より継続して進めた。比較的限定されたメニューが大量に出食される大学学生食堂3棟および単一メニューで調理と洗浄が時間的に完全に分離する学校給食施設2棟は,年間各期の解析を目的に,初年度から継続して測定し当初予定のデータ収集を完了して,来客者数や出食数等と併せて解析作業を進めた。複合商業施設内にある一般的な食堂・レストラン(店舗数21)については,使用水量の測定と顧客の動向を含めた使用実態調査を4月より1年間にわたり実施し,使用水量と来客者数の関連分析,および業態による水使用発生負荷のパターン化を試みた。 2)事務所ビルにおいては,初年度末より測定を開始している1棟を含め,使用水量・湯量について広島市内の3棟を対象に測定を進めた。大・小便,手洗い等の器具使用実態は人感センサーを用いて分単位でデータの蓄積をしている。また,ビル内の社員食堂2店舗の使用水量・湯量の測定も同様に行っている。なお,前年度からの1棟は今年度で完了し,他の2棟は次年度まで継続する予定である。 3)集合住宅については,既存蓄積データのもとに,給水温度の差異による水と湯使用の関連分析と併せて,負荷算定法に関わる要因の検討をシミュレーションにより進めた。 4)算定法の基本条件検討のため,データ蓄積のある駅舎トイレを対象に,確率的手法と乱数シミュレーションによって秒単位の負荷量の算定結果を比較した。
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Research Products
(18 results)
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[Publications] 高田 宏: "時系列解析に基づく給水・給湯負荷の検討 その1 大学食堂における測定結果"日本建築学会大会梗概集. D-1. 471-474 (2002)
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[Publications] 村川三郎: "時系列的な器具使用行為に基づく給水・給湯負荷算定法の開発 その1 集合住宅による検討"日本建築学会大会梗概集. D-1. 473-474 (2002)
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[Publications] 村川三郎: "建物における給水・給湯負荷算定法に関する研究 その1 シミュレーションによる集合住宅の検討"空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集. III. 1837-1840 (2002)
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[Publications] 銭 威: "大学福利施設を対象とした給水・給湯負荷に関する研究 その1 季節別の給水負荷調査結果"空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集. III. 1841-1844 (2002)
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[Publications] 越川康夫: "学校給食施設における給水・給湯負荷の解析 その1 全電化施設における冬期測定結果"空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集. III. 1845-1848 (2002)
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[Publications] 高田 宏: "事務所ビルにおける給水・給湯負荷に関する研究 その1 トイレ利用行動と使用水量・湯量"空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集. III. 1849-1852 (2002)
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[Publications] Hiroshi Takata: "A Study on the Cold and Hot Water Consumption in the University Cafeterias based on the Time Series Analysis"CIB W62 2002 28th International Symposium Water Supply and Drainage for Buildings -Proceedings-. 28. B5-1-B5-12 (2002)
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[Publications] Saburo Murakawa: "Development of the Calculating Method for Cold and Hot Water Consumption based on the Fixture Usage in the Time Series through a Day"CIB W62 2002 28th International Symposium Water Supply and Drainage for Buildings -Proceedings-. 28. C1-1-C1-13 (2002)
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[Publications] 村川三郎: "全電化給食施設における給水・給湯負荷の解析"ヒートポンプとその応用. 59. 62-65 (2002)
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[Publications] 高田 宏: "事務所ビルにおけるトイレ・湯沸し室の利用状況と使用水量・湯量の解析 その1 衛生器具の利用頻度"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 533-536 (2003)
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[Publications] 村川三郎: "事務所ビルにおけるトイレ・湯沸し室の利用状況と使用水量・湯量の解析 その2 使用水量・湯量の解析"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 537-540 (2003)
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[Publications] 村川三郎: "飲食店舗の給水負荷に関する調査研究 その1 管理データに基づく解析"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 541-544 (2003)
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[Publications] 村川三郎: "飲食店舗の給水負荷に関する調査研究 その2 連続計測データに基づく時系列的解析"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 545-548 (2003)
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[Publications] 銭 威: "大学福利施設における給水・給湯負荷に関する研究 その3 各用途における季節別水・ガス使用量の解析"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 549-552 (2003)
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[Publications] 銭 威: "大学福利施設における給水・給湯負荷に関する研究 その4 食堂における季節別給水・給湯負荷の解析"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 553-556 (2003)
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[Publications] 高田 宏: "山陰・山陽地方に位置する集合住宅の給湯負荷に関する研究 その3 給水温度と使用水量・湯量の関連分析"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 557-560 (2003)
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[Publications] 越川康夫: "駅舎トイレにおける給水負荷算定法に関する研究 日本建築学会中国支部研究報告集"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 561-564 (2003)
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[Publications] 高田 宏: "学校給食施設におけるエネルギー消費特性の解析 その3 給水・給湯負荷の解析"日本建築学会中国支部研究報告集. 26. 569-572 (2003)