2002 Fiscal Year Annual Research Report
SI住宅における置床と間仕切のインターフェイスに関する開発研究
Project/Area Number |
13450246
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
深尾 精一 東京都立大学, 工学研究科, 教授 (90112482)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門脇 耕三 東京都立大学, 工学研究科, 助手 (40336524)
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Keywords | SI住宅 / インフィル / 内装 / 間仕切 / 内装 / モデュラーコーディネーション / 構法 / 集合住宅 |
Research Abstract |
本年度は、前年度の成果をもとに、第二段階の開発設計として、内装システムの詳細部分の試設計を行った。特に、壁パネルを支えるスタッドと置床の取り合い、床パネルの形状、スタッドと壁パネルの取り合い、スタッドの断面形状等について、綿密な検討を行った。床パネルの形状については、5種類の異なったパネル形状をもつ置床パネルについて、いくつかの既存の集合住宅住戸に対する割付設計を行い、施行効率、発生する廃棄物量などに関する分析を行った上で、パネル形状を決定した。さらに、内装システムに適用する基準寸法の検討を行うため、置床パネルの場合と同様に、既存の集合住宅住戸に対する試設計を行い、基準寸法を決定した。 このようにして開発した内装システムについて、そのおさまりや、施行上の問題点を検証するため、8畳ほどの内装システムの実大モデルを作成し、施行実験を行った。実験は、集合住宅の躯体を模した、木製の仮想躯体のなかに、アルミの押出成形で製作したスタッド、木製の床パネル、及び壁パネルによって構成される内装システムを組み立て、壁仕上げ、床仕上げまで行った。実験は、二度にわたって行われ、一度目の実験で、内装システムの問題点を抽出し、改良が加えられる点については改良を加えた上で、二度目の実験を行った。この実験により、本研究で開発を行った内装システムの有効性を確認するとともに、今後さらに改良を加えるべき課題を見いだすことが出来た。 来年度は、本年度には検討を行わなかった、スタッドの躯体への固定方法について検討を行なうとともに、改良を加えた床パネルを製作し、いくつかの実験を行う予定である。
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