2002 Fiscal Year Annual Research Report
成熟過程のニュータウンにおけるリノベーション手法に関する研究
Project/Area Number |
13450250
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Research Institution | Kobe Design University |
Principal Investigator |
土肥 博至 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (90015800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 一成 九州産業大学, 芸術学部, 助教授 (10330789)
坂本 淳二 広島国際大学, 社会環境科学部, 助教授 (20302383)
鎌田 元弘 千葉工業大学, 工学部, 助教授 (30224645)
福本 佳世 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (60319902)
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Keywords | ニュータウン / リノベーション / リニューアル / 住宅団地 |
Research Abstract |
1・各ニュータウンにおけるリノベーション実体の把握 昨年度に引き続き、千里、高蔵寺、多摩ニュータウン、筑波研究学園都市とし、リノベーションの実態を把握する調査を試み、 1)都市レベル ニュータウン建設当初には、計画にあがっていなかった都市機能に関する追加項目の把握 2)地区レベル 住宅地区、センター地区等における施設機能の変化の把握 3)住宅レベル 住宅地及び住戸レベルにおけるリノベーションの実態把握 の3視点からリノベーション事例をピックアップし、整理を行った。 2・イギリスにおけるリノベーションの事例調査 上記に示した日本の現状を把握、整理し、先進事例における調査計画を遂行し、今年度8月-9月にかけて、主にイギリスにおける事例調査を行った。 事例決定方法としては、20世紀前半に建設されたニュータウンおよび、住宅地を研究対象とし、1)ニュータウン全体の枠組みを捉える事例、2)地区レベルで再生を行っている事例、3)住棟、住戸レベルで改修が成功している事例の3点に着眼点を置き、資料収集を試みた。この結果、ニュータウン以前の開発事例であるボンビル、前期ニュータウン事例として、ウェルウィンガーデンシティ(田園都市でもある)、後期ニュータウン事例として、テルフォード、ミルトンキーンズとして、現地におけるリノベーションの状況を担当者へのヒアリングを踏まえて行った。さらに、リノベーションの個々の取り組みの事例として、歴史遺産としてのポートサンライト、ハックニー(ロンドン)、カムデン(ロンドン)、ヒューム(マンチェスター)、パークヒル(シェフィールド)、グリードレスバレー(シェフィールド)を訪問し、リノベーションの実態について捉えた。 現在これらの調査報告をまとめている段階である。 今後、日本における現状と海外事例における取り組みについて、比較検討を行い、来年度でリノベーションの手法の在り方について検討と考察を行う。
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