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2002 Fiscal Year Annual Research Report

犬の気質に関する行動遺伝学的研究

Research Project

Project/Area Number 13460131
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

武内 ゆかり  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (10240730)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菊水 健史  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (90302596)
森 裕司  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
Keywordsイヌ / 気質 / 神経伝達物質 / 気質関連遺伝子 / 遺伝子多型 / 一塩基置換 / 盲導犬 / 行動特性
Research Abstract

本年度は昨年度に引き続き、イヌ遺伝子バンクの作製およびヒトで気質や精神疾患と遺伝子多型の関連が報告されている侯補遺伝子における多型の検出を試みた。遺伝子バンクは、7犬種(ゴールデンレトリバー94頭、ラブラドールレトリバー70頭、ウェストハイランドホワイトテリア16頭、ミニチュアシュナウザー32頭、マルチーズ59頭、柴犬63頭、秋田犬9頭)から成り、その大部分の飼い主には各自のイヌにおける行動特性に関するアンケートについて回答してもらった。アンケート結果について解析を進めたところ、ほぼ全ての項目について犬種差が認められ、このアンケート結果が各犬種の行動特性を示している可能性が示された。多型の検出については、東京大学ベテリナリーメディカルセンターより供与された10個体のビーグル犬の扁桃体より作製されたcDNAよりスクリーニングを行い、すでにクローニングが完了しているモノアミンオキシダーゼAおよびB(MAOA、MAOB)、セロトニントランスポーター(5HTT)、セロトニン1B受容体および2C受容体(5HT1B、5HTR2C)、ドパミンD2受容体およびD3受容体(DRD2、DRD3)、トリプトファンヒドロキシラーゼ(TPH)、カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(CPMT)、チロシンヒドロキシラーゼ(TH)のうち、数種の遺伝子についてExon部位におけるアミノ酸変異を伴う一塩基多型が検出された。現在はさらなる候補遺伝子のクローニングおよび多型検出、遺伝子バンクにおける多型確認とともに行動特性との関係検索を継続している。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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