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2001 Fiscal Year Annual Research Report

Q熱リケツチアの感染防禦抗原の分子設計と構築

Research Project

Project/Area Number 13460142
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

平井 克哉  岐阜大学, 農学部, 教授 (30021702)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 剛士  岐阜大学, 農学部, 講師 (70210367)
福士 秀人  岐阜大学, 農学部, 助教授 (10156763)
KeywordsQ熱リケッチア / Q熱 / コクシエラ菌の感染防御抗原 / コクシエラ菌の分子設計 / コクシエラ菌の分子構築 / Q熱リケッチアの分子構築
Research Abstract

C.burnetiiは、ヒトに急性および慢性の多彩な病態を呈するが、病原性発現機序および宿主の免疫修復機序は解明されていない。SCID(重症複合型免疫不全)マウスはC.burnetiiに対する感受性が極めて高く、分離株の病原性判定モデルや病原体分離などに有用であることが示唆された。また、ヒトQ熱の病態を解明する動物モデルにもなると考えられた。
Coxiella burnetiiの相変異をリポ多糖体(LPS)認識モノクローナル抗体(Mab)により解析した結果、本菌は相変異中、4つの抗原型を示すことが明らかになり、また、本菌の型別にも有効であると考えられた。
Coxiella burnetiiの抗原相異をLPSのO糖鎖および外部コアに対するMabを用いて解析した結果、O糖鎖に対するMabsは全ての株に反応したが、外部コアに対するMabsは慢性Q熱由来株でQpRSプラスミド保有3株およびプラスミド非保有3株全てに反応しなかった。この抗原性の相異は本菌株間のプラスミド型や病原性の相異に関係する可能性がある。
C.burnetiiは急性および慢性Q熱由来株の24kDa外膜蛋白質は抗原性が異なり、この外膜蛋白質支配遺伝子が両由来株を識別できるマーカーとなる可能性を示唆し、解析した結果、24kDa外膜蛋白質支配遺伝子は急性Q熱由来株の特異的な遺伝子である可能性が示唆され、本菌の病原性に重要な役割を担うことが考えられた。
C.burnetiiの新しい外膜蛋白質34KDa支配する遺伝子の性状および機能を解析している。
C.burnetiiの新しい53kDa糖蛋白質支配遺伝子は診断用の新しい遺伝学的マーカーになる可能性が示唆され、また、急性および慢性Q熱の早期鑑別遺伝子診断法の開発も期待された。この新しい抗原性蛋白質はC.burnetiiの感染および免疫防御に関わる可能性が推測され、Q熱の病態や本菌の抗原性などを理解する上で興味ある。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Kubota, H., Tanabe, Y., Komiya, T., Hirai, K., Takahashi, J., Kohno, Y.: "Q fever encephalitis with cytokine profiles in serum and cerebrospinal fluid"The Pediatric Infectious Disease Journal. 20・3. 318-319 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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