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2003 Fiscal Year Annual Research Report

臍帯血リンパ球からのウイルス特異的キラーT細胞の誘導法の開発

Research Project

Project/Area Number 13470168
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

加藤 俊一  東海大学, 医学部, 教授 (70096212)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 裕靖  東海大学, 医学部, 助手 (40366000)
服部 欽哉  東海大学, 医学部, 助手 (50276820)
萩原 政夫  東海大学, 医学部, 講師 (00208422)
Keywords臍帯血 / DC / CTL / ウイルスの特異的免疫
Research Abstract

本研究においては臍帯血移植後の免疫能回復過程を明らかにし、ウイルス特異的なキラーT細胞を誘導する方法を確立することを目的としている。
今年度は以下のような成果があり、その一部を論文として発表した。
1.臍帯血移植後の免疫能の回復
骨髄移植と比較し、移植後のリンパ球総数では大きな遅れはないが、リンパ球の構成において未熟な細胞群が多くを占めることと、その結果リンパ球の増殖能や特異的キラー活性が低下していることを明らかにした。
2.ウイルス特異的キラーT細胞の同定
造血幹細胞移植患者におけるCMV-tetramer(A0201,2402拘束性)を用いた解析を施行した。結果は、移植後CMV感染後に有意なtetramer陽性細胞頻度の上昇を認め、健常成人の平均値を遥かに越える値であった。今後は臍帯血移植における変動を追跡する必要がある。
3.ウイルス特異的キラーT細胞の誘導と増殖
A2402-Tetramerおよびbeadsを用いて健常成人末梢血100mlから陽性細胞を分離し、IL-2存在下で増殖培養に成功した。培養細胞はさらにpeptide pulse DCによる刺激によって増殖効率が高まり、培養後の細胞はpeptide pulse auto-DCのみならずCMV感染線維芽細胞(A24陽性)をも殺傷する能力をin vitroで発揮した。臍帯血はCMV-tetramer陽性細胞が存在しないために分離培養することは不可能である。しかし移植後にレシピエント体内で感作、誘導される可能性は高い。従って今後は移植患者から同様な方法(患者末梢血からtetramer陽性細胞を分離し、IL-2で培養する)で抗CMV-CTLが誘導し得るか否かを検討する。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Y Ueda et al.: "Myeloid and Plasmacytoid DC in Pregnant Women"Human Imminology. 64. 1144-1151 (2003)

  • [Publications] B.Gansuvd et al.: "Dendritic Cells are Rich Source of sHLA-DR"Human Immunology. 64. 427-439 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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