2001 Fiscal Year Annual Research Report
下部尿路通過障害における膀胱α1アドレナリン受容体サブタイプの役割 ノックアウトマウスを用いた解析
Project/Area Number |
13470331
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
太田 信隆 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (50160510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻本 豪三 国立小児病院, 小児医療研究センター・小児薬理研究部, 部長
有賀 誠司 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (90322057)
冨田 京一 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (20272578)
篠浦 ひとみ 国立小児病院, 小児医療研究センター・小児薬理研究部, 研究員
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Keywords | 膀胱α1d受容体 / 尿道狭窄マウス / 24時間尿道モニター |
Research Abstract |
1)α1dノックアウトマウスの作成 本研究以前から作成しつつあったα1dノックアウトマウスの作成を完了し、さらに循環動態に関する検討をしつつある。尿路機能に関する検討については以下のごとくである。 2)下部尿路狭窄マウスモデルの作成 雌性マウスを麻酔下に尿道にラジフォーカスカテーテルを留置。それに被せるかたちで22ゲージプラスチックカテーテルを尿道に挿入。マウス恥骨上を縦切開し骨盤内で尿道を露出。尿道の周囲を極力損傷しないように注意し、カテーテルを入れたまま尿道を3-0絹糸で適度に結紮する。これまでの検討で腹腔を大きく開けると膀胱機能に影響が出ることが確認できたためこのような方法に変更した。 3)α1dノックアウトマウスによる膀胱機能の検討 α1dノックアウトマウスを用いた尿道狭窄モデルにおいては膀胱容量の増加がみられたが排尿圧に関しては明らかな変化を認めなかった。 4)24時間尿量測定装置の開発 24時間マウスを代謝ケージで飼育し、その尿量を高精度天秤で連続測定した。データはコンピュータ処理により計測した。マウス尿量の日内変動が観察され、1回尿量は日中はやく0.1ml前後と少ないが、夜間は1回量、頻度とも増加した。
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