2002 Fiscal Year Annual Research Report
PTHrP遺伝子導入による口腔癌治療についての基礎的研究
Project/Area Number |
13470442
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
土持 眞 日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (20095186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 美樹子 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (60339471)
川瀬 知之 新潟大学, 歯学部, 助教授 (90191999)
斎藤 英一 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助教授 (40120662)
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Keywords | PTHrP / PTHrP遺伝子 / cDNAアレイ / 扁平上皮癌 / 口腔癌 / 細胞分化 / 細胞周期 / ケラチノサイト |
Research Abstract |
ヒト歯肉由来ケラチノサイト、NDUSD-1(SV40遺伝子由来のSVori-とヒトc-fos遺伝子を移入することによって不死化された歯肉角化細胞株)に対するPTHrP[1-34],PTHrP[34-53],PTHrP[107-139]の角化に及ぼす影響について検討を行ってきたが、本年度は細胞に対する紫外線(UV)照射の影響について検討を行った。これは約4,900の遺伝子の発現プロファイリングAtlas Glass 1.0,3.8(CLONTECH社)の2つのcDNAマイクロアレイで検討した結果、PTHrP[1-34]の培地添加で、UV照射に関連する蛋白の発現が有意に増加したからである。しかしPTHrP[1-34],PTHrP[34-53],PTHrP[107-139]の培地への添加による、そのターゲット遺伝子の発現をRT-PCR反応で確認したところ有意な上昇は見られなかった。RT-PCR反応はABI Prism 7700 sequence Detection System、TaqMan probe(Applied Biosystem)を用いて行った。内在性コントロールとしてはGAPDHを用いた。その原因は現在検討中であるが未だ不詳である。そこでUV照射による培地中のC-PTHrP(RIA法),PTHrP(1-84,IRMA法),サイクリックAMP,1,25-(OH)2ビタミンDの変化を調べたが有意な変化は見られなかった。PTHrP[1-34]の添加でprotein kinase C eta type(NPKC-eta);PKC-LのmRNA発現も有意な変化としてはみられなかった。PTH/PTHrP typeI receptorの遺伝子発現も見られなかったので外因性の影響はないのかも知れない。内因性のPTHrPが影響している可能性がある。現在、テロメラーゼとPTHrPの関係も検討中である。
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