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2002 Fiscal Year Annual Research Report

女性のライフステージと健康特性に基づいたヘルスプロモーション・モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 13470532
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

加藤 登紀子  東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (10101114)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 飯田 晶子  東京女子医科大学, 看護学部, 助手 (00339061)
掛本 知里  東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (60254562)
伊藤 景一  東京女子医科大学, 看護学部, 助教授 (00191883)
高橋 朋子  東京女子医科大学, 看護学部, 助手 (30349782)
Keywordsヘルスプロモーション / 女性 / ライフステージ
Research Abstract

女性の健康特性とライフステージに応じたヘルスプロモーションを検討するために、特に成人女性の健康特性を明らかにするための調査をS県D町において実施した。40歳以上の成人女性については、基本健康診査の実施時に、質問紙を用いたライフスタイルを中心とした健康に関わる調査を実施し、本人の了解が得られたものに関しては、健康診査の結果と併せて検討を行った。またその他の年代の女性の健康に関わる問題について、町および県の保健師に対して聞き取りを行なった結果、現在大きな問題となっている、育児を行なっている年代の母親の主に心身の負担に関わる質問を中心に、聞き取り調査を行なった。
結果、40歳以上の女性の健康特性として、(1)40〜50歳代は、良好な健康状態を保持している者がいる一方、継続的な医療の必要は状態へ以降する可能性を持つ者が多い年齢群であった。(2)有訴率は、全ての年齢階級で全国より高く、特に、40〜50歳代でこの傾向があった。(3)50歳代の女性は、自覚的健康度が低い傾向が示された。(4)壮年期、特に40歳代は、他の年齢群と比較して生活習慣における健康配慮が乏しかった。(5)女性、特に40〜50歳代の女性は、睡眠時間が不足していた。
育児を行なっている母親の心身の負担の特徴として、多くの母親は父親の育児や家事への参加を強く望んでいるものの、その具体的内容としては、具体的に育児に時間を割いて欲しいということよりも、心理的に妻を理解し、サポートして欲しいという思いが強かった。また、同じ町内であっても、地区によっては子育てのためのインフォーマル、フォーマルともに支援を得られないものもあった。
本年度に実施した2つの質問紙調査、および、町や県の保健師への聞き取りを通し、各ライフステージにおける健康特性の一端を明らかにすることが可能となった。それぞれの年代や居住地域、生活パターンに応じ、それぞれ特徴的な健康問題を有しており、来年度、それぞれの特徴に応じたヘルスプロモーションのためのモデルを明らかにしていくことが課題である。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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