2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13480012
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
杉山 千鶴 早稲田大学, スポーツ科学部, 助教授 (40216346)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川崎 一平 東海大学, 海洋学部, 教授 (10259377)
寒川 恒夫 早稲田大学, スポーツ科学部, 教授 (70179373)
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Keywords | 南スラウェシ州 / 伝統芸能 / シラット / シセンバ / 舞踊 |
Research Abstract |
平成15年度においては、8月と3月の2回、主にスラウェシ島にある南スラウェシ州の州都・ウジュンパンダンにおいて海外調査を実施した。しかし研究者の都合により、8月は2名で2週間、3月は研究協力者1名を加えた4名ながら1週間〜10日間という短期間にとどまった。 (1)8月の調査 ウジュンパンダンで舞踊公演と前日のリハーサル風景を取材した。市立及び州立図書館で文献資料を、観光案内所と州立アートセンターでDVDの視聴覚資料を入手した。 南スラウェシ州の舞踊は、タナ・トラジャのものも含め、下肢は足踏みか歩行に限られる、という動性に乏しいものであった。それは、用いられる音楽が、打楽器中心であり、かつリズムを刻むのではなく、反響を利用していることにもよるものである。また格闘技では、足技を中心とするシセンバがあるが、実際に見ることは出来なかった。 (2)3月の調査 本報告書の提出後に行う。南スラウェシ州のアートセンターで資料を収集し、舞踊団の施設と練習を視察する。またこの他、ジャカルタのシラット協会で、インドネシア全土に普及しているシラットについて資料を収集する。 なおシラットに関しては、寒川が日本体育学会第54回大会(於・熊本大学)にて、「プンチャック・シラットの精神文化」との演題でポスター発表を行っている。
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